創立130周年の節目祝う 黒島小学校
- 2024年01月22日
- 地域・教育
【黒島】黒島小学校(北田憲司校長・13人)の130周年記念式典・祝賀会が21日午前、同校体育館で行われた。児童・生徒や教育関係者、地域住民らが節目を喜び、同校のさらなる発展を願った。学校運営や活動に尽力した個人・団体が表彰された。
同校は明治26年6月12日に大川尋常小学校黒島分校として宮里集落に創立。同39年に黒島尋常小として独立した。大正11年に現在地の仲原に移転し、昭和24年に黒島小学校に改称された。
式典では、黒島中3年の新里心さんの伴奏で校歌斉唱、期成会の比屋定修会長が「黒島小はこれまで多くの先輩を輩出し、その活躍を見聞きすると大変うれしく思う。小学校にいる児童たち、これから入学する児童たちを見守っていきたい」と式辞、北田校長に記念事業目録を贈呈した。また川満竜人教頭が事業報告を行った。
北田校長は「島の歴史と伝統を受け継ぎ島を愛し育ちゆく子どもたちの未来に、大きく貢献いただいた黒島のみなさんにあらためて本校の教育へのご指導とご協力をお願いしたい」と述べた。
PTAを代表し、島仲信八会長は「長い歴史の年限を刻むことができたのは〝子どもは島の宝、学校は島の財産〟と考え、心をひとつに黒島小を盛り上げてきた歴代の教職員、地域の人々など島を支えてくれた多くの方々の努力の賜りである」と感謝を述べた。
児童を代表して児童会長の新里睦月さんは「130年という伝統を築きながら〝肝ぴしち、色ぴしち〟をモットーに楽しくて明るい学校にしていきたい」と抱負を述べた。
感謝状を受け取った第41代校長の吉濱徳子さんは「黒島小創立120周年に校長を務めるなど節目節目に皆さんに会うことができうれしい。当時の児童は4人だったが現在は13人と聞いて驚いた。今後の黒島小のますますの発展を願っている」と述べた。
最後に前泊正人竹富町長、竹富町教育委員会の佐事安弘教育長が祝辞を述べた。式典後は祝賀会が催された。
感謝状受賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽教育功労者=宮良賢勇、当山哲志、運天さゆり、大底京子、㈱船道土木
▽歴代校長=吉濱徳子(41代)、前上里徹(42代)、赤嶺弘昭(43代)、名嘉原安志(44代)、與世山操(45代)
▽歴代PTA会長=宮澤哲也(54代)、又吉清順(55代)、島仲信八(56・58・61代)、玉代勢元(57代)、下地太(59代)、仲嵩善幸(60代)、
▽高額寄付者=吉濱徳子(41代校長)、北田憲司(現校長)、玉代勢元太(玉代勢動物病院)、崎原健(崎原建設㈱代表)、船道保孝(㈱船道土木)、又吉美紀子(合同会社木蓮代表)、玉城修(南西開発㈱)
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