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昨年末、石垣市文化協会(新城知子会長)の…

 昨年末、石垣市文化協会(新城知子会長)の推挙で八重山凧愛好会が沖縄県文化協会から表彰された▼愛好会は1975年の結成以来、市の新春凧あげ大会の主管団体として地域の凧文化振興の一翼を担ってきた▼初代会長の兼本信知氏のピキダーがアメリカのスミソニアン博物館に、元会長の金城珍章氏のピキダー、八角、シャクシメーが沖縄県立博物館美術館と新石垣空港の歓送迎ロビー、元会長の添石邦男氏の創作大型マンタ凧が黒島ビジターセンターに展示されているのは会の誇り▼50年余も続く新春凧あげ大会の他にこどもの日の凧あげの集いを5月に、石垣島大好きな全国のたこ名人が参集する石垣島全国凧あげ交流会を6月に開催し、これらもまもなく4分の1世紀を数える▼かつての正月の空を覆いつくすほど各地でたこが揚がっていた光景を再興したいと石垣市教育委員会の伝統凧作り教室で講師を務め、地域の学校へも凧作り、たこ揚げの指導で出向いている▼たこの揚げ糸を上り下りする凧玩具シャクシメー(本島はフータン)の製作技術は県内でも随一。お菓子落とし用の大型は会員三本木善吾氏の力作、円滑な往来を目途に改良中。各種まつりでのたこ揚げにも協力、本日開催の石垣島マラソンでは宮良橋でランナーと石川能登地方応援のたこ揚げを行う。(仲間清隆)

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