6団体に国立天文台長賞
- 2024年01月16日
- 地域・教育
長年にわたって運営に携わるなど石垣島天文台の活動に貢献のあった団体に送られる国立天文台長賞の授賞式が15日、石垣島天文台で行われ、同天文台とその運営を連携して後押しする石垣市、市教育委員会、県立石垣青少年の家、NPO法人八重山星の会、琉球大学に賞状と記念品の盾が贈られた。
6団体は星空資源の広報や地域の子どもたちへの教育活動、生涯学習の支援、天文学に関する教育・研究・社会貢献事業の推進など「地域連携による安定運用および広報・教育普及と科学研究への継続的な貢献」が評価された。
国立天文台長の常田佐久氏は「今後も研究成果をあげるとともに地域へ還元してほしい」と述べるとともに「ほかでは例を見ない素晴らしい取り組み」とたたえた。
受賞に中山義隆市長は「星空の魅力を生かし、さらなる発展を目指していく」、市教委の﨑山晃教育長は「児童生徒らの天文学に対する興味を深めたることができた」、石垣青少年の家の新田健夫所長は「先日は稚内からの子どもたちが天文台を訪れた。今後も子どもたちのために利用したい」、八重山星の会の通事安夫代表理事は「楽しい星空を全国に発信し、観望会などを企画したい」、琉球大学の中村衛教授は「今後も学生たちがこの素晴らしい施設を使えるよう新しい取り組みを計画したい」と話した。
石垣島天文台の花山秀和施設責任者は「関係者や市民のみなさんの協力のおかげできょうがある。今後も天文台を盛り上げていきたい」と述べた。
天文台の上位組織にあたる自然科学研究機構の川合眞紀氏は「今後も天文台事業の支援をお願いしたい」と激励した。
授賞式の様子はオンラインを通じて国内12カ所、海外6カ所の天文台関連施設へ中継された。
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