日々の報道から。年明けの島々の子供たちに…
- 2024年01月16日
- 不連続線
日々の報道から。年明けの島々の子供たちに「夢のギフト」の野球グローブが届いた。米大リーガーの「二刀流」大谷翔平選手からのプレゼント。「次世代を勇気づけるシンボルに」とのメッセージを添えて。全国の小学校に三つずつ、計6万個という壮大なスケール、大谷選手らしいさわやかな篤志である▼元日の能登半島を襲った地震と津波の衝撃。半月を経てなお困難が続く。停電、断水、道路寸断などライフラインは途絶し、厳寒の避難所暮らしで低体温症、感染症も懸念される▼幸い、全国から消防や警察、医療チーム、ボランティアなどが能登に入り救助の手を差し伸べ、義援金も全国から、海外から善意の志が続々と届き始めている▼一方、東京では自民党派閥の政治資金パーティ裏金事件をめぐり、政治刷新本部が発足。政治改革と再発防止策の議論が始まった。その顔ぶれに驚く。各派閥の重鎮が含まれ、裏金疑惑の派閥の議員が3割。「やってる感」演出だけの会議ならきっと国民に見破られる▼政治とカネは日本に巣くう病弊か。現職国会議員の逮捕者も出て、次は誰か戦々恐々の選良もあるだろう▼同じお金なのに片や「篤志」とか「浄財」と呼ばれ、片や「裏金」と呼ばれる。そのお金で何をなし得るか。その志、心持ち次第なのだろう。(慶田盛伸)
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