地域防災へ決意新た 市消防出初式
- 2024年01月08日
- 地域・教育
籾山さん、王滝さんを表彰
石垣市消防本部の消防出初式(市主催、県消防協会八重山地区支会協力)が7日、市消防本部で行われ、消防署員や消防団員、女性防火クラブ、少年消防クラブから約100人が参加し地域防災への決意を新たにした。式典では女性分団長の籾山綾子さんと新川・新栄町分団長の王滝将章さんへ表彰状が贈られた。消防団による県内唯一のアトラクション「はしご乗り」も披露され、多くの家族連れなどを魅了した。
出初式は、災害現場へ駆け付ける「消防司令車」や火災時に出動する「消防化学車」、ポンプ車などの消防車両11台が次々と登場してスタート。消防職団員、女性防火クラブ、少年消防クラブの順で行進して入場した。
アトラクションでは、幼年消防クラブの子どもエイサー隊が太鼓やパーランクーで元気よく演舞。かわいらしい子ども獅子も登場した。少年消防クラブは、AEDを使った応急手当てのデモンストレーションを行い、心肺蘇生法の正しい行い方を分かりやすく解説した。
この後、消防団員3人による「はしご乗り」が行われ、太鼓に合わせて団員が次々と技を披露。「よっ」「やー」との掛け声で観客が一緒になってアトラクションを楽しんだ。
最後は、高所で負傷し脱出困難となった想定で救助する展示訓練を披露。昨年9月に新しく配備された35㍍級ポンプ付き消防はしご自動車が登場し、高所での避難の様子をデモンストレーションした。最後に若手消防職員が音楽に合わせて放水を行った。
新城剛消防長は式典の冒頭で「本年が市民皆さまにとって穏やかな一年となるよう祈念する」、中山義隆市長は「消防関係者の皆さんがそれぞれの立場で市民住民の安心・安全のために消防活動や火災予防に取り組んでいただき感謝している」とそれぞれ述べた。市議会の我喜屋隆次議長も祝辞を述べた。
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