クルーズ船寄港 昨年35回 外国人客回復兆し
- 2024年01月07日
- 社会・経済
石垣 乗客計8万人、11隻が初
2023年(1~12月)に石垣港へ寄港したクルーズ船の回数は35回で、乗客は合計で約8万人だった。新型コロナウイルスの世界的な流行で、クルーズ船は2020年2月から石垣港への寄港を中止していたが、内航が2022年12月19日、外航は23年3月8日に受け入れが再開。23年は台風の影響などでキャンセルもあったが、初寄港が11隻ありコロナ明けのインバウンド需要回復へ明るい兆しとなった。
23年は、17万㌧級の「MSCベリッシマ」(旅客定員5714人)、ロイヤルカリビアン社の「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」(総㌧数16万9300㌧、同5600人)といった大型クルーズ船をはじめ、台湾からの観光客を乗せた「コスタ・セレーナ」などが寄港。コスタ号は最多の14回石垣港に入港した。
寄港した船の中には1泊以上停泊するオーバーナイトステイもあった。
市によると、クルーズ船客の観光消費推計額は11月末時点で11億1800万円となった。
一方、コロナ前2019年の実績をみると寄港回数は148回、全体の乗客数25万1362人。23年と比較して、いずれも3~4倍近く上回っている。19年の同観光消費額は79億6200万円だった。
24年の寄港は6日時点で165回を予定。ことしの初寄港は今月11日午前8時入港となっている。
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