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週1回の小欄で何を書こうか。いつも迷う…

 週1回の小欄で何を書こうか。いつも迷う。世の中は日々動く。あれにしよう、これにしよう、と準備しても急きょ変更することはしょっちゅう▼思いついた内容をつづってタイトルをつけた例をみると、最近では「ライオン丸」「宇宙人」「記者PR」「おおらかさ」「ふぞろい」「人生は劇場」「週休3日」などがある。いずれも日の目を見ていないが、いつか機会があればと思っている▼ことし最初のきょう付は、いつにも増して筆が進まなかった。新年早々に起きた地震・津波、航空機事故、火災などを前にちゅうちょしていた▼そんなところへ、石垣市主催の「二十歳を祝う式典」があった。取材で会場を訪れ、夜は20歳のいる親類宅を2軒回った。若者たちも被災地に思いをはせつつ、前を向いていた▼成年年齢は2022年4月1日に20歳から18歳に引き下げられたが、20歳の節目がやっぱりいい。市のほか竹富町と与那国町も正月帰省に合わせて祝賀会開催を継続している▼高校を卒業し、ひとり暮らしで家事を経験し、大学や専門学校、就職先で新たな出会いがある。そして社会にもまれる。高卒から2年後の帰省で「成長したな」と盛大な祝福を受け、家族や地域、仲間に感謝する。それがさらなる成長の原動力となることだろう。(比嘉盛友)

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