二十歳の節目祝う 石垣市感謝と決意新た
- 2024年01月05日
- 地域・教育
石垣市主催の2024年二十歳を祝う式典(~今日ぬ日ぬさにしゃ 大人ぬ祝~)が4日午後、市民会館大ホールで行われ、節目を迎えた若者418人が出席した。両親ら家族、恩師、地域の人たちに感謝しながら将来への決意を新たにした。
(3面に写真特集)
女性は華やかな振り袖を身にまとったり、振り袖を洋風に着こなしたり、男性ははかまやスーツなどで来場。久しぶりの再開を喜び、写真を撮ったり談笑したりする姿がみられた。
式典では全員でいしがき少年少女合唱団とともに市歌を斉唱し、市民憲章も唱和した。
中山義隆市長は式辞で「皆さんの多くは生活の拠点を島外に有していると思うが、ふるさと石垣市に誇りを持ち、それぞれの地で若い力を発揮し、幅広く活躍することを強く願う」と期待、「魅力ある石垣市を築き発展させるために皆さんの提言や市政への参加をお願いしたい」と述べた。
我喜屋隆次市議会議長も祝辞で「これから人生で苦難に直面することもあると思うが、皆さんにはコロナ禍を耐え抜き、乗り越えた力がある。新しい時代を切り開いて」とエールを送った。
新20歳を代表して大江隆心さんが「切磋琢磨した仲間がいたおかげで今がある。10年後、20年後の未来をよりよい方向にするために、刺激し合って躍進できるよう頑張っていこう」と呼びかけ、「私たちが成長できたのは両親、地域の人々、先生のおかげ」と感謝した。
この後の祝賀の部では山内琉太さん、与那原鼓南さんの司会で進行した。3高校郷土芸能部出身者による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。八重山高校ダンス部のパフォーマンス、与那原らのお笑いネタ、シンガー・ソングライター「RaGMY」のライブで祝福を受けた。
来場者のうち大学生の上勢頭伶陽さんは「大学の単位や資格をたくさんとって地元に貢献できるようにしたい」、働きながら通信教育を受けているという山里華音さんは「社会人、大人への第一歩として頑張っていきたい」と話した。
新20歳は石垣市で約553人、竹富町35人、与那国町18人。石垣市と与那国町は4日、竹富町では2日から3日にかけて各地域で祝賀会が行われた。
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