重苦しい年明けとなった。筆者は年末から…
- 2024年01月05日
- 不連続線
重苦しい年明けとなった。筆者は年末から年始にかけ、実家に帰省していた。元日の夕方、みなでくつろいでいるところを大きな横揺れが襲った。子どもたちは机の下へ避難。震度4だった▼テレビをつけると震源地は石川県能登地方。最大震度は7。大変な事態になっていることは想像に難くない▼その翌日には羽田空港で航空機同士の衝突事故。炎に包まれたジェット機が滑走路を走る映像が映った。その後も秋葉原の4人を切り付ける事件や北九州の大規模火災と続いた。石垣島でも工場を焼く大きな火事が2度も発生した▼自宅に戻ると郵便受けに年賀状が届いていた。だれもが想像できないような正月。「あけましておめでとう!」と新年を祝う言葉が並ぶ▼国内で大きな災害が発生すると自粛ムードとなり、不謹慎狩りにまで発展するケースもあるという。全国商店街振興組合連合会は2011年の東日本大震災の翌月、過度な自粛を見直し、イベントや行事を計画通り行おうと商店街などに呼びかけた。日経新聞が同月、実施したアンケートでは、自粛ムードが行き過ぎていると感じる人が8割近くを占めていた▼普段通りの生活をすることが被災地に対して経済的、心理的、社会的な支援になるという。被災地に思いを寄せながら、一日も早い復興を応援したい。(立松聖久)
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