ごみ一般持ち込み最終日 焼却炉3カ月停止、再開は来年4月
石垣市クリーンセンター
石垣市クリーンセンターへの一般のごみの持ち込みは、29日で年内は終了した。1月から焼却炉関連設備の更新工事で約3カ月間、全炉停止が実施されることから一般の持ち込み再開は、来年4月からとなる見込み。市環境課は「曜日ごとの収集は、通常通り行う。収集日に合わせて、計画的にごみ出しをしてほしい」と協力を呼びかけている。市一般廃棄物最終処分場は通常通り、年明けの1月4日から一般からの持ち込みを再開する。
同センターは、築25年以上が経過し老朽化が進んでおり、炉の焼却能力が低下。2022年度から大規模な改修工事を始めている。今回は、二つある炉を動かす電気設備を入れ替えるため、焼却作業の全面停止となる。
炉の停止期間中は、収集したごみをストックヤード棟に集積。衛生状態が確保できないことや工事用の大型重機などが出入りし安全上の問題が懸念されることから一般からのごみの持ち込みを中止する。
受け入れ停止期間中も通常のごみ収集は実施されるが、許可業者へごみ収集を委託していない事業系一般ごみや引っ越しシーズンで島を出てしまうなどやむを得ないケースについては「環境課に事前に相談してほしい」と呼びかけている。
年内最後のごみの受入日となった29日、事前の周知などもありクリーンセンター、最終処分場ともに渋滞など大きな混雑は見られなかった。
この日、大掃除で出たごみを持ち込んだ40代男性は「時間ぎりぎりだったが間に合ってよかった。新しい気持ちで新年が迎えられる。来年からは、もう少し余裕をもって持ち込みたい」と話した。
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