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公的機関で仕事納め 年明けは4日から

2023年仕事納め式で中山市長のあいさつを聞く職員=28日午後、石垣市役所大会議室1、2

2023年仕事納め式で中山市長のあいさつを聞く職員=28日午後、石垣市役所大会議室1、2

今年一年を振り返り、職員たちの労をねぎらう前泊正人町長=28日夕、竹富町役場

職員に向けあいさつをする糸数町長(左)=28日午後、与那国町役場

3首長、職員の労ねぎらう

 多くの公的機関などは28日、2023年の業務を終えた。各職場では1年を振り返りながら24年を展望した。石垣市、竹富町、与那国町の3市町では仕事納め式が行われ、3首長が職員の労をねぎらい、来年のさらなる奮闘に期待を寄せた。年明けの業務は4日から。(8面に石垣市関連)

石垣市 さらなる支援策を

 石垣市は午後4時から石垣市役所大会議室で仕事納め式を行った。中山義隆市長はあいさつで、新型コロナ禍からの地域経済再生と持続的な発展にむけた取り組みを振り返り、変動する世界情勢の中で燃油・物価高騰に伴って各種農林水産業関連資材の価格高騰が生産者の経営を圧迫していることから、今後もさらなる支援策の強化を誓った。

 中山市長は冒頭、チャットGPT(公務員専用AI)が瞬時に作成したあいさつを読み上げた後、AIの登場などで変化する行政業務を挙げ、「変化に対応できる組織・人材が強く求められる」と述べた。

 アフターコロナで石垣市の観光入域客数は10月時点で100万人を突破し、既に昨年の年間数を上回っている。市は来年度、航空路線の定期便再開を目指す。

 農林水産業では、石垣牛の海外出荷という新たな販路開拓の元年に。厳しい畜産業の回復へさらに販路を広げていく。

 中山市長はあいさつで、市民福祉の向上と市政発展に向けて一丸となった職員に感謝した。

竹富町 地域活性に取り組む

 竹富町は午後4時から町役場内で一年の締めくくりとなる仕事納め式を行った。

 前泊正人町長は職員らを前に「町民からは職員の業務に対する姿勢や接客の態度が素晴らしいと多くのおほめの言葉をいただいている」と労をねぎらい、「新型コロナが5類に移行し、社会経済活動も平常にもどりつつある年であるとともに町制施行75周年や北海道斜里町との姉妹町盟約50周年の節目だった。その中で島々の行事も通常開催された。島が活気づいてきた一年だった」と振り返った。

 新年に向けては「年末年始の休みの間に頭も体もリフレッシュして新年のスタートから社会経済活動、地域活動が活発になるようみなさんと力を合わせていきたい。地域が活気づく要因として子どもたちの活躍もあった。それに負けないようにわれわれもしっかり取り組んでいこう」と呼びかけた。

与那国町 隅々までサービス提供

 与那国町の仕事納め式は28日午後3時半から庁舎内で行われ、町長と各課長が1年を振り返った。

 糸数健一町長は「弱者に寄り添う政治、行政サービスをしなければならない。町民3名が孤独死した現状は残念でならない。一人も漏れることなく隅々まで光が届くようなサービスを提供する必要がある」と職員の頑張りに期待した。職員の少なさによる負担もねぎらった。

 譜久嶺弘幸副町長が「小さな職場であるが、それぞれが職務を全うして経済的なことを盛り上げることが我々の仕事であるという意識を持ち、来年度も頑張ってほしい」と激励した。

 この後、各課長らが1年の反省と新年への抱負を述べた。(田頭瑠都通信員)

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