石中郷芸が2年連続全国へ
石垣中学校(石垣史昭校長)の郷土芸能部(船道海拡部長、22人)が2年連続で沖縄県代表として来年の全国中学校総合文化祭に出場する。第29回沖縄県中学校総合文化祭も兼ねた第23回全国中学校総合文化祭沖縄大会が12月9、10日に浦添市で開催され、同部は県代表として出演。その後、県中学校文化連盟から全国大会代表校2校に選出されたと通知があった。
同部は、暮らしが豊かで争いのない穏やかな世の中を演目「弥勒世(ミルクユー)」で発表。「こいなユンタ」を歌いながら土壌を整地する様子を表現し、「山原ユンタ」では苗の植え付け、「多良間ユンタ」では実った稲を刈り取りし、「稲しり節」では実りに対する感謝を、早引きの「稲しり節」では実った稲をみんなで脱穀する様子を軽快に時には厳かに表現した。
同部の発表で会場が一体となり、万雷の拍手を受けた。表現力の高さ、構成の良さが評価された。
同校のほか読谷中学校の創作舞踊が選出された。全国大会は来年8月22、23日に山口県下関市で開催される。
船道部長(3年)は「全国大会に選ばれたという報告があった時、とにかくうれしくて、やりきったという気持ちでいっぱいだった。来年度の全国大会に3年生は参加できないが、私たちも先輩の頑張りのおかげで今年度の全国大会に行けたので、後輩につなげることができた喜びと安心感の方が大きい」と語り、「3年生は高校合格を目指して頑張り、高校に上がっても郷土芸能に携わっていきたい。後輩には石中郷土芸能部の合言葉である『一心舞奏』を胸に、みんなで声をかけ合いながら練習を積み、山口県では最高の舞台を創ってほしい」と期待した。
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