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与那国島版防災カレンダーがにわかに注目を…

 与那国島版防災カレンダーがにわかに注目を集めた。同町が旧ツイッター(現X)を通して、新しい「2006年版」カレンダーを作ったと発表した▼その後、異変に気づいたようだが「2026年」と誤修正、間違いを重ねてしまう。最後は「2024年」に改めた▼来年は令和6年で西暦2024年。町役場の公文書は元号表記で、西暦を使わない。元号に慣れすぎて、西暦表記のカレンダーにも「(令和)6」という認識が離れず、2度も「6」に引っ張られた。これが真相だろう▼県議会の答弁でも西暦を使うことがある。県道石垣空港線の完成時期について、これまで元号で語っていたが「2020年代後半」と言い出した。その後半年に当たる2029年は令和11年。「令和11年までに」と言ってもいいはずだが、めどが立たず曖昧(あいまい)にしたのだろう。元号と西暦を使い分けていることは発見だった▼ちなみに多くの自治体が使っている元号だが、公文書に元号を用いると定めた法律はない。県内だと日本復帰を前にした1971年、当時の琉球政府が県政移行後の年号表記を元号にするとの通知がある程度▼伝統的だがわずらわしさもある元号。連続性はあるがキリスト教圏発祥の西暦。年末年始は元号と西暦の意味を考えてみよう。(玉津盛昭)

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