飲酒運転根絶を 年末年始の交通安全県民運動
ヤマネコの交通事故防止も呼びかけ
【西表】2023年度年末年始の交通安全県民運動の竹富町出発式(町主催)が20日午前、仲間港で行われ、参加者らが飲酒運転根絶やイリオモテヤマネコを含む動物の交通事故防止などを呼びかけた。県民運動は「運転はゆとりとマナーの二刀流」をスローガンに、21日から2024年1月4日まで実施され、町内では交通安全に関するのぼりを掲げ、関係者らが呼びかけ活動や巡回パトロールを行う。
仲間港のターミナルピロティには八重山警察署、八重山地区交通安全協会、竹富町交通安全母の会、地元企業などから約40人が参加。主催者を代表し前泊正人町長は「運転者の皆さまには法定速度の順守と飲酒運転の根絶に向けた意識づくり、生き物に配慮した安全運転を呼びかけるなど、交通安全対策に取り組んでいく」とあいさつした。
同署によると、ことし管内で発生した人身事故は12月20日現在で93件、飲酒運転では60人が検挙されている。竹富町では1件の人身事故、72件の物損事故が発生しており、うち33件がレンタカー関連の事故だった。
前堂也寸志署長は「重大事故につながる恐れの高い飲酒運転が依然として後を絶たない。署としても取り締まりを強化し、関係機関・団体と連携しながら住民が安全に生活できる交通環境づくりを推進していく」と述べた。
同会西表西部支部の三盛克美支部長が飲酒運転四ない運動スローガンを読み上げ、同東部支部の屋宜靖支部長は▽法定速度の遵守▽飲酒運転は絶対にしない▽子どもや高齢者等の交通弱者にやさしい運転―への決意を力強く表明した。八重山地区交通安全協会の舟道和夫会長もあいさつした。
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