受賞者の功績たたえる 八重山毎日文化賞に3個人1団体
- 2023年12月17日
- 芸能・文化
第39回八重山毎日文化賞正賞の新城知子氏(前列中)と大山伸子氏(同右)、特別賞の大塚勝久氏(同左)。八重山探検隊の入嵩西千鶴子代表(後列中)、飯田泰彦氏(同右)、飯田あかね氏(同左)=16日午後、南ぬ美ら花ホテルミヤヒラ
第39回八重山毎日文化賞(八重山毎日新聞社主催)の贈呈式が16日、南の美ら花ホテルミヤヒラで行われ、県指定無形文化財八重山伝統舞踊保持者で創作舞踊家の新城知子氏(77)=石垣市登野城=と沖縄キリスト教短期大学名誉教授で音楽学研究者の大山伸子氏(72)=那覇市、石垣市石垣出身=に正賞、写真家の大塚勝久氏(82)=那覇市、大阪市出身=に特別賞、八重山探検隊(入嵩西千鶴子代表、飯田泰彦氏、飯田あかね氏)に活動賞がそれぞれ贈られた。
新城氏は八重山伝統舞踊の振興と創作舞踊の分野に、大山氏は宮良長包作曲全集の出版と綿密な調査研究にそれぞれ顕著な業績を残したことが評価された。大塚氏は竹富島など八重山の自然や祭祀などの写真集出版と環境保護活動、八重山探検隊は郷土資料発刊による小中学校の学習教材への活用などが認められた。
垣本徳一社長は「皆さまの功績に心から敬意を表し、今度とも郷土の芸能・芸術・文化の発展にご尽力を賜りますようお願い申し上げたい」と式辞、賞状を贈呈した。正賞受賞者に記念メダルを贈った。
玉城デニー知事(長濱広明県八重山事務所長代読)、八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆市長が祝辞を述べ、このうち中山市長は「八重山毎日文化賞は八重山の研究、文化、学術の発展に業績を挙げられた方々をたたえる最も栄誉ある賞。受賞を機にさらなる活躍を」と期待した。
選考委員(6人)を代表して波照間永吉委員長が経過報告を行い、受賞者の功績を紹介した。
八重山毎日文化賞は創刊35周年を記念して設けられたもので、八重山研究の父・喜舎場永珣翁の学問的業績を顕彰するとともに八重山を対象とする研究や八重山の芸術文化の振興に顕著な業績をあげた人に贈られる。今回から、八重山の文化・教育に顕著な功績を挙げた団体・サークルを対象とする「活動賞」が設けられた。
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