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稼働率100%も赤字 宿泊施設「ツマベニ」計画見直しへ

高い稼働率ながら赤字経営が続く簡易宿泊施設「ツマベニ」=2022年5月16日

高い稼働率ながら赤字経営が続く簡易宿泊施設「ツマベニ」=2022年5月16日

 竹富町役場4階の簡易宿泊施設「ツマベニ」の昨年度決算が赤字となっていることが14日、三盛克美氏の一般質問で分かった。稼働率は100%だった。町総務課は指定管理する事業者と協議しながら、計画見直しを行い、赤字解消を目指していく。

 同施設は昨年5月から稼働しており、町民は大人3300円、子ども(小1~中3)が550円、未就学児は無料で宿泊できる。昨年度は2492人の利用があり、うち99%が町民だった。内訳は大人1651人、子ども680人、幼児103人、高校生45人、一般が13人だった。

 田代仁総務課長は「管理者に聞くと毎月赤字が出ており、経営は非常に厳しい状況だとうかがっている」と説明。今年度も赤字になる見通しを示した。

 三盛氏は「(事業者は)物価高騰の影響がありながら料金据え置きで頑張っている。撤退することが無いよう宿泊料変更などを含めて検討していくべきだ」と指摘した。

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