元気な歌声響かせ 地区学校音楽発表会
- 2023年12月03日
- 地域・教育
「いのちのリレー」を合唱する石垣小学校4年生の皆さん=2日、石垣市民会館大ホール
「スパークル」を合唱する石垣中学校2年1組の皆さん=2日、石垣市民会館大ホール
「とんび」を独唱する上原小学校の仲村渠菜穂さん=2日、石垣市民会館大ホール
「おぼろ月夜」を独唱する船浮小学校の池田真歩さん=2日、石垣市民会館大ホール
第68回八重山地区音楽発表会(八重山地区音楽教育研究会主催)が2日、石垣市民会館大ホールで行われた。郡内の小学校17校から732人、中学校4校から175人の計907人の児童生徒が発表し、元気な歌声を響かせた。コロナ禍で中止や一般開放の制限などがあり、4年ぶりの通常開催。会場では保護者や地域からの温かい拍手が送られた。
児童生徒の音楽に対する興味と理解を高め、学校音楽教育の向上に資することが目的。出場した児童生徒は、合唱や合奏、独唱などさまざまな演目で豊かな音を奏でた。
小学校の部は、午前10時から始まり、真喜良小が合奏と合唱を続けて披露。海星小、平真小、伊野田小などと続き、久部良小は「U&I」を元気よく歌い上げた。
白保小はハーモニカや打楽器を使って「茶色のこびん」を演奏。宮良小の「たいようのサンバ」では、みんなで手拍子をして音楽の楽しさを表現した。
26日に開かれる第69回全沖縄学校音楽発表会への出場を決めている船浮小学校6年の池田真歩さんは「おぼろ月夜」、上原小学校4年の仲村渠菜穂さんは「とんび」をそれぞれ独唱。
石垣小は4年生63人で息の合った「いのちのリレー」を披露。川平小はおそろいの衣装で登場し、「世界を旅する音楽室」などを美しい歌声で歌った。
小学校の部の最後は、登野城小5年生119人が「今日から明日へ」を堂々と歌い上げた。
午後には中学校の部に移り、名蔵中がリコーダーアンサンブルで「君をのせて」を合奏。石垣中が合唱「スパークル」をパート編成などを工夫しながら歌い、大浜中、さらに石垣中などと続いた。
発表会の中で、同研究会の前三盛敦会長は「音楽を通して子どもたちの感性を高めたり交流する機会が減ってきているが、人生を豊かにする音楽がいつまでも身近にあることを願っている」とあいさつした。
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