八重山更生保護女性会が記念式
- 2023年11月28日
- 地域・教育
八重山更生保護女性会(前里和江会長、124人)は26日夕、結成50周年記念式典・祝賀会を石垣市内ホテルで開いた。式典では会の活動に功績のあった会員らを表彰、協力した団体に感謝状を贈呈し、更生保護活動にさらなる充実を誓った。
同会は復帰翌年の1973年3月、県内2番目に発足。会員25人で活動を開始して以降、更生保護の輪を広げ、現在は124人にまで拡大した。「青少年に母親の愛を」のスローガンを掲げ、女性・母親の立場で地域社会の犯罪や非行の未然防止・再発防止のための啓発活動と罪を犯した人たちの立ち直り支援などを行っている。
式典では物故者の会員に黙とうをささげた後、前里会長が「50年の歴史に思いをはせるとともに、これまでの活動をさらに深め広げていくことが大切。これからも更生保護の心を地域社会に伝え、更生保護の土壌を創り上げるため会員一同自己研さんに励み、一人一人が生かされる社会づくりに向けた活動を続けていく」と決意を新たにした。
数多くの来賓を代表して八重山市町会会長の中山義隆市長、那覇保護観察所の岡田和也所長が祝辞、「会の取り組みは未来を担う青少年が健やかに成長すること、非行や犯罪のない明るい社会を築くことという全市町民の願いをかなえるもの。ともに歩んでいきたい」「保護司会、協力雇用主会と連携した活動は他地区にない大きなもの。今後も持続可能な活動を」と期待した。
受賞者を代表し、結成時から参加している平良ヤスさん(88)があいさつ、「さまざまな活動を通して多くの方々と出会い、支え合うことの大切さを学んだ。楽しかった活動をあれこれと振り返り、50年になるかと驚いている。表彰をいただけたのは先輩方の指導と皆さんの力添えに恵まれたおかげ」と感謝した。
受賞者は次の皆さん。
▽特別功労賞=下地喜代(故人)、平良ヤス▽功労賞=山城ヒロ子、上門孝子▽表彰状=慶田城正子、平良ヤス、宮良敏子、与那覇多賀子、砂川和子、下地和子、砂川富士子、宮良百恵、山城ヒロ子、石田幸子、津田美津子(以上会員在籍30年以上)、神谷カツエ、狩俣悦子、屋良英子、上門孝子、宮良昌子、上勢頭同子、上勢頭美穂子、新盛桂子、島仲由美子、上間ひろみ、宮良ツル子(以上会員在籍20年以上)
▽感謝状=株式会社あざみ屋代表取締役・新賢次、有限会社安栄観光代表取締役・森田安高、石垣島堆肥センター代表取締役・當山喜一郎、映像工場代表取締役・黒島剛、株式会社石垣の塩代表取締役・東郷清龍、株式会社エスエスグループ、株式会社エクセル代表取締役・仲松友美、きものサロンゆい代表者・小底厚子、請福酒造有限会社代表取締役・漢那憲隆、株式会社信用組代表取締役・識名安信、有限会社フォーラム環代表取締役・前里喬史、有限会社マーマポケット代表取締役・石垣敦子、南の美ら花ホテルミヤヒラ代表取締役・親盛一功、八重山グラウンドゴルフ協会会長・瀬名波長宏、八重山観光フェリー株式会社代表取締役・大松宏昭、有限会社八重泉酒造代表取締役・座喜味盛行、株式会社八島建設代表取締役・仲座長市、八建実業株式会社代表取締役・山城忠雄、株式会社与那原建設代表取締役・運天辰民、ワンスグループ会長・大濵達也
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