地域一丸、発展誓う 伊原間中統合60周年、節目喜ぶ
- 2023年11月27日
- 地域・教育
伊原間中学校(當銘武志校長・生徒23人)の統合60周年記念式典・祝賀会が26日午後、体育館で開かれた。生徒や職員、保護者、卒業生らが節目を喜び、地域一丸となってさらなる発展を願った。学校運営や活動に尽力した個人・団体への表彰も行われた。(9面に感謝状受賞者名簿)
伊原間中は1898年に大川尋常小学校伊原間分校として創設され、1957年に伊原間小中学校に改称して独立校に。63年には北部地域にある伊野田、明石、平久保、野底、伊原間の5校が統合し、現在の伊原間中学校が開校した。統合後の60年間で2336人の卒業生を送り出している。
式典では記念事業期成会の大松宏昭副会長の開式の言葉、黙とう、校歌斉唱に続いて期成会の我喜屋隆会長が「過去の歩みに感謝し、未来の良き発展を期待し、60周年式典が盛大に行われることを祈念する」と式辞、當銘校長に記念事業目録を贈呈した。
當銘校長は「伊原間中学校はこの60年間、多くの変革と成長を遂げて地域社会とともに歩んできた。この学校が培ってきた教育理念と価値観に感謝の意をささげたい」と述べた。
PTAを代表し、奥松勇作副会長は「後輩たちは少ない人数ながらも自然に恵まれた環境のなか、文化・スポーツの分野でも活躍している。在校生の皆さんはこれから北部の人の温かさを一層感じると思う。伊原間中の卒業生であることを誇りに思ってほしい」とあいさつ。
生徒を代表して生徒会長の横田蒼さんが「60周年の歴史の重みを感じている。長い歴史を守ってきた先輩方や先生方、地域の皆さんに感謝し、これからも伊原間中学校の伝統を大切にしてさらに良い学校にしていきたい」と抱負を述べた。
感謝状を受け取った第18代校長の宮良勝也さんは「60年の歴史を刻みながらすばらしい人材を育ててきた。これからも70周年、80周年とますます発展を」と願った。
最後に中山義隆石垣市長、﨑山晃教育長、棚原広幸八重山教育事務所長(玉代勢香織主任指導主事代読)が祝辞を述べた。式典後は祝賀会が催された。
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