華やかに一大絵巻 石垣島まつり
- 2023年11月06日
- 地域・教育
第59回石垣島まつり2023(同実行委員会主催)の市民大パレードが5日、新川小学校前から旧市役所までのコースで行われ、3年ぶりに通常開催となった昨年より10団体以上多い40団体余り約1830人が参加した。各団体が活動内容をPRしようと趣向を凝らしたパフォーマンスを披露し、沿道を楽しませた。石垣市の姉妹・友好都市も参加し、パレードに花を添えた。
パレードは午前11時に出発、午後2時半に終了した。この日も天気に恵まれ、石垣市登野城では正午すぎに30・5度を記録するなど真夏日だった。
新川小学校前で午前10時50分から出発式があり、実行委員会会長の中山義隆市長は「コロナ禍から復活し、人口も史上初の5万人を達成した。沿道に元気を分け与えて石垣市を盛り上げてほしい」とあいさつ。参加者は、岡崎市のグレート家康公「葵」武将隊2人に合わせ「エイエイオー」と気勢を挙げて出発した。
ボーイスカウト石垣第1団が「石垣島まつり」の横断幕を持って先導。実行委員会役員の後に新川小の鼓笛隊、石垣中の吹奏楽、八島小のエーク踊り、登野城小の鼓笛隊、石垣市商工会女性部のダンス、青年部太鼓が続く。
旗頭隊は各字、地域、八重山農林高校など10団体。自慢の旗頭を青空に舞わせ、祭りムードを演出した。このうち大川字会の旗頭には北上市の「御免町鬼剣舞」の15人も出演し、北と南の伝統芸能がコラボした。
昨年8月の北上・みちのく芸能まつりに大川旗頭が参加した縁で実現。勇壮な鬼剣舞を披露した佐藤駿さん(21)は「とても良い経験になった。市民大パレードはとても良い文化だと思う」と汗をぬぐった。
初参加のさいたま竜神まつり会は本番で使う10分の1サイズの昇天竜を持参、沿道の人たちにかみついて福を与えた。同まつり実行委員会の平田利雄実行委員長は「おかげさまで無事にパレードすることができた。こちらが元気をもらった。また来てみたい」と話した。
パレードはほかに八重山建設産業団体連合会による重機ダンス、石垣手話サークル団体による「手話うた」、チアダンス、サンバ、子どもエイサー、伝統舞踊、創作エイサーなど多彩だった。
毎年、パレードを楽しみにしているという大浜在住の80代女性は友人2人と旧市役所前の縁石に座って観覧。「今年は新しい団体もあって楽しかった。まつりではデザインの違う旗頭がみられるのでいい。最後の琉球国祭り太鼓の演舞は迫力があった」と満足そうに話した。
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