子の派遣費補助増 前向き 市議会一般質問
- 2023年09月14日
- 政治・行政
9月定例石垣市議会(我喜屋隆次議長)一般質問3日目は13日、花谷史郎、伊良部和摩、砥板芳行、石川勇作の4氏が登壇した。中山義隆市長は、児童・生徒派遣費補助事業のホテルパックに関する補助について「お金を出してこどもたちが安心して(派遣等に)行けるよう、制度的に不備があれば内閣府と調整して満額とれるようにしたい」と答弁した。石川氏がただした。ことし石垣港へのクルーズ船寄港は48回を見込んでいる。伊良部氏が質問した。(9面に関連、質問要旨)
石川氏は、派遣費補助について▽ホテルパックの補助▽派遣費の補助率▽県代表の派遣費▽海外派遣の補助―について質問。
このうちホテルパックを使用した際、航空運賃の補助が「5千円しかもらえないケースがある。保護者が飛行機代を満額もらえるよう、宿泊代の設定額を変えることはできないか」とし、中山市長はこれまで一括交付金やふるさと納税などで支援してきたことを紹介し、「石垣市の子どもたちが頑張れるようバックアップし、親御さんの金銭的な負担を気にしないようにしていきたい」と示した。
石垣港へクルーズ船の寄港は昨年が内航船2回。ことしは外航船が再開して24回寄港。12月26日までに24回の寄港が予定されている。寄港するクルーズ船は、最小で5500㌧級(定数120人)、最大で17万㌧級(同5714人)。
2024年の年間寄港数は石垣港で156件41万8503人、平良港156件、43万7606人、那覇港193件、62万2874人をそれぞれ見込む。運道徹建設部長、下地敏之港湾課長が答えた。
旧空港跡地土地区画整理事業について、運道建設部長は、2024年度工事着手へ「都市計画の設定・認可の取得を目指す」とし、外周道路、幹線道路、各道路等整備、併せて上下水道整備、電線共同溝の整備を予定していることをあげた。
宮良直好都市建設課長は「総事業費は105億円を見込む。延長148㍍の歩道を市役所から新川川にかかる既存の排水経路の継続的な確保、維持管理の観点から整備予定」とした。同事業期間は24~31年度の計画。
市役所旧庁舎跡地活用事業の土地代について、市当局は、地代は美崎町の月額1平方㍍あたり136円に15%上乗せし157円に。1平方㍍あたり年間1884円以上とした。
取り上げた砥板芳行氏は、沖縄県の市町村別・用途別平均価格などを参考に、石垣市の商業地の地価は10年前と比べ2022年で約30%上昇し1平方㍍当たり11万2800円、23年の路線価格は旧庁舎跡地に接する美崎新栄通りが同11万5千円、730交差点は同13万円だとし、「市民からは借地料が安いのではないかと声が多い」と指摘。
宮良都市建設課長は「地代の改定は社会経済情勢に伴い、原則的に3年ごとに協議して決定する」と可能性も示唆した。
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