市指定ごみ袋、5円引き上げ 全サイズ「取っ手付き」に
石垣市一般廃棄物処理手数料検討委員会(委員長・大濵達也石垣市商工会長、10人)は5日、市役所で開催された第2回審議で事務局(環境課)提示のごみ手数料とごみ袋形状の見直し案を全会一致で承認、中山義隆市長に答申した。指定ごみ袋を現行の「平型」から「取っ手付き」に変更して全サイズとも5円引き上げ、そ大ごみはマッサージチェアなど適正処理困難物について個別に2000~4000円の処理手数料を新たに設定する。ごみ処理手数料の改定は2017年8月1日以来となる。
市は年内に条例を改正し、周知期間を経て来年4月に施行する予定だが、取っ手付き袋は来年4月の製造開始となるため店頭に並ぶのは同年5月ごろになる見込み。4月以降も平型の在庫があることから、現行の平型の料金で購入できる。そ大ごみの個別処理手数料は来年4月を待たず可能な限り早く適用するとしている。
指定ごみ袋の形状で平型を採用しているのは県内11市のうち石垣市のみ。取っ手付きは縛りやすく、持ち運びやすいという利点がある。取っ手付きへの変更で製造コストが上昇すること、原油高に伴う原材料・資材が高騰していることから、各サイズいずれも5円引き上げる。
環境課によると、1世帯当たりの年間平均購入枚数は105枚で、5円の引き上げで年間525円の負担増となる。
そ大ごみで今回新たに設ける処理手数料は、解体処理に時間を要するマッサージチェアやベッドマットなど適正処理困難物が対象。他の自治体や大型家具店の処理料金に鑑みて設定した。同困難物を直接搬入する場合には現行の10㌔につき80円に2800円などの料金を追加する。
その他のそ大ごみは現行通りだが、同困難物の別料金設定に伴い新たに2000円券を用意する。
一方、小サイズのもやすごみ袋を無料で配布する有料指定ごみ袋無料配布助成事業は、上限配布枚数を変更することなく継続する。家庭内でおむつなどを大量に排出する世帯や要介護4・5認定者の世帯、紙おむつの給付を受けている障がい者の世帯などが対象となっている。
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