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小6の時、クラスの男子で共謀のうえ、昼休

 小6の時、クラスの男子で共謀のうえ、昼休み時間に学校を抜け出して無線塔北の鍾乳洞探検に及んだことがある。女子らの告げ口で探検計画はばれたはずだが誰も連れ戻しに来なかった。学校に戻れば廊下に一列、全員ビンタが待っていた▼学校と外の自然が近かった。「工作に使うから竹を切ってくるように」は当たり前。「魚の解剖実験用にテレピアをとってきて」に、磯辺のため池へバスに乗って行ったこともある▼極めつけは学校林の管理作業だっただろうか。6年時、竹折弁当持参で隊列を組んで行った。竹折は食後、まとめて廃棄し、土に還すことを学んだ。具体的な作業内容は覚えていないが、山の自然を楽しんだ▼もちろん長いモノ、ハブだって出てくる。腕に覚えのある男子がいて、しっぽをつかんで振り回し頭を岩に何度もぶつけて仕留めた。女子らのワーワーキャーキャーに囲まれた彼はヒーローだった。昭和ならでは、実にワイルドな自然体験学習だった▼学校に回す予算が潤沢でない時代。山林を石垣市から借地し分収林契約で造林して数十年後の収益を見込んだのだろう。学校林はバンナ岳南斜面、イシスク山の東あたりだったと思う。みごとな松の美林が繁茂しているのはその名残だろうか▼未来の子らを思う心情に強く共感する。(慶田盛伸)

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