来年からさらに大型化 クルーズ船二次交通部会
ことし3月に再開したクルーズ船の受け入れで石垣市観光文化課は25日、運送事業者や船舶代理店などで構成するクルーズ船受け入れ地域協議会二次交通部会を市役所内で開き、課題を話し合った。船舶の大型化に伴うタクシーなどの二次交通不足は、バス会社のシャトルバス運行で若干緩和されているが、来年からさらに大型化することが報告された。引き続き対応を協議する。「白タク」対策も強化する。
港湾課まとめのクルーズ船入港予定によると、2023年は旅客定員3000人台の客船が21回、5000人台が4回となっているが、24年は3000人台が5回に対し5000人台が28回と増える予定だ。
今年は3月8日のクルーズ船再開後、タクシーなどの交通手段を確保できない乗客が徒歩でサザンゲートを渡って市街地に向かっていたが、ユーグレナ石垣港離島ターミナルまでシャトルバスが運行したため解消された。
ただ、シャトルバス運行が終了した後も下船する客もいることから、部会では「最終の運行時間を船内放送で伝える必要がある」などの声があった。タクシーも依然として不足しており、事業者は「対応できていない」と現状を報告した。
こうした二次交通不足を背景に、自家用車などで違法にタクシー営業を行う「白タク」行為が目立っており、クルーズ船岸壁駐車場に入りきれない「白タク」とみられる車両が緑地公園広場の駐車場で待機している実態もあるという。市港湾課はクルーズ船岸壁駐車場にバス・タクシー以外の進入を禁止する措置を乗下船時に行う意向を伝えた。八重山署交通課も取り締まりを強化するため情報提供を求める一方、現場の状況を確認するとした。
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