八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

先週の小欄を読んだ石垣市幹部から筆者の

 先週の小欄を読んだ石垣市幹部から筆者の携帯へ電話があった。「市民の不安をあおるような記事は、書かないでほしい」という趣旨のものだった▼先月、市から個人情報が外部に漏えいした。流出した内容は、市税滞納者の差し押さえリストという非常に深刻なものだった。過去にも市議会で同様の問題を指摘されていたが、再びの漏えいだ▼個人的には、度重なる個人情報漏えいに対して市民は不安を感じると思うのだが、事象の捉え方は、それぞれの立場でさまざまということだろうか▼前虎後狼。今月7日には、市役所内向けの事務連絡文書がファクスで外部に誤送信された。(本紙8日付)文書は、前出の幹部名で送られてきた。今後も同様の事故が起きるのではないかと心配になった▼これまで推奨されていたセキュリティー対策は時代によって変遷する。例えば「パスワードの定期的な変更」は米国の研究所が効果を否定。近年、内閣サイバーセキュリティセンターも不要としている。使う側も知識のアップデートが求められる▼漏えい事故を受け、庁内では万全の対策に向けた議論が進められていることだろう。今回、得られた大きな教訓はルールを周知、順守するという基本の大切さだ。間違いは誰しもある。これを糧にできるかどうかが試金石だ。(立松聖久)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム