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魚釣島、保水能力低下の恐れ 石垣市が尖閣諸島海域調査結果発表

尖閣諸島魚釣島への上陸調査を強調する中山義隆市長(中央)ら=10日夕、石垣市役所尖閣諸島魚釣島への上陸調査を強調する中山義隆市長(中央)ら=10日夕、石垣市役所
多数のヤギ、大量ごみ確認
 石垣市は10日、尖閣諸島周辺海域と魚釣島の実態調査結果を発表した。今回3度目の調査で初めて魚釣島北側斜面で野生化した多数のヤギを確認。海岸の漂着ごみも大量にあった。島の植物はヤギの食害で減ったとみられ、12年前の東京都の調査と比較して川の数も減少、島の保水能力が低下している恐れがある。海上から陸上部分の調査はおおむね行えたとして、今後は上陸して自然環境調査の実現を目指す。  島の調査は、ド...
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「黒糖の日」 八重山の黒糖味わって 

できたばかりの黒糖を試食し、笑顔を見せる来店客ら=10日午前、ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」できたばかりの黒糖を試食し、笑顔を見せる来店客ら=10日午前、ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
消費拡大へイベント開催
 「黒糖の日」の5月10日、八重山地区糖業技術研究会(鈴木直人会長)は黒糖の消費拡大に向けた取り組みの一環としてJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で、郡内4含蜜糖工場で生産された黒糖の試食会や黒糖づくりの実演、黒糖加工食品の展示販売などのイベントを行った。開会セレモニーのあいさつで鈴木会長は「この機会にぜひおいしい八重山の黒糖を味わってほしい」と郡内4工場で生産される黒糖をPR...
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海の青さに空の青/南の風に緑葉の/芭蕉は…

 海の青さに空の青/南の風に緑葉の/芭蕉は情けに手を招く/常夏の国 我した島沖縄。1965年に誕生した、故・普久原恒勇さん作曲、吉川安一さん作詞の沖縄を代表する名曲の一つ「芭蕉布」である▼吉川さんは鳩間島生まれ。中学卒業後、島を離れた。現在85歳。名桜大学名誉教授で名護市に住んでいる。去る4日の第26回鳩間島音楽祭に合わせて完成した「鳩間島賛歌」の作詞も担当した。電話でその思いをうかがった(7日...
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4製糖工場生産 前年上回る

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計2万6581㌧、単収が安定 竹富・与那国
 竹富町と与那国町の2023/24年期の糖業が4月末までに終了した。西表糖業、波照間製糖、JAおきなわ小浜製糖工場、JAおきなわ与那国製糖工場の4工場は今期の操業を終えており、原料の生産量は4工場合計で2万6581㌧で前期より2897㌧(12・2%)増加した。昨年夏場に台風や干ばつ被害がなかったことで10㌃当たりの単位収量(単収)が安定。甘しょ糖度、産糖量、製品歩留まりは4工場ともに前年を上回っ...
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「きょう黒糖の日」PR

空港に到着した観光客らに八重山4島で生産される黒糖が配布された=9日午前、南ぬ島石垣空港到着ロビー空港に到着した観光客らに八重山4島で生産される黒糖が配布された=9日午前、南ぬ島石垣空港到着ロビー
4島食べ比べで笑顔
 八重山農林水産振興センターなど県の出先機関でつくる県八重山地域農林水産業推進会議は、県が定める5月10日の「黒糖の日」を前にした9日、南ぬ島石垣空港とユーグレナ石垣港離島ターミナルで、関連イベントを開催。郡内4含蜜糖工場で生産された黒糖や「沖縄黒糖」をPRする冊子の配布などを行った。  開会のセレモニーで会長を務める八重山農林水産振興センターの森英勇所長は「島ごとに違う黒糖を味わってほしい...
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愛鳥週間が始まった。沖縄県内では多くの野鳥が観察できるが…

 愛鳥週間が始まった。沖縄県内では多くの野鳥が観察できるが、留鳥は40種程度と多くない。一方、県内で確認される種は400種類を超える。琉球弧を中継する渡り鳥が多くを占めるのだ▼バードウオッチング人口は意外と多い。都会に珍しい鳥が現れようものなら、100人単位の人が集結。沖縄では本土では見られない鳥が渡りの時期に通過することから、春と秋には多くのバードウオッチャーが来県する▼この時期なら簡単に見ら...
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夏野菜の王様PR

スタートと同時に多くの市民や観光客が訪れたゴーヤーの日イベント=8日午前、JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」スタートと同時に多くの市民や観光客が訪れたゴーヤーの日イベント=8日午前、JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
「ゴーヤーの日」でイベント
 「ゴーヤーの日」の5月8日に合わせたJA沖縄八重山地区営農振興センターゴーヤー生産部会(美里清矩会長、会員30人)主催のイベントが同日、JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で開催された。ゴーヤの消費拡大を目的に八重山調理師会が提供するゴーヤを使った料理の試食会や八重山農林高校の生徒による苗の無料配布のほか、語呂合わせで1本58円のゴーヤ特売会も行われ、訪れた市民や観光客らが旬を...
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西表島で発見、国内2例目

西表島で国内2例目として発見されたオオウスグロハラナガノメイガのオス(和智仲是氏提供)西表島で国内2例目として発見されたオオウスグロハラナガノメイガのオス(和智仲是氏提供)
18年ぶり マングローブ林のみに生息
 琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設の和智仲是助教と九州大学大学院農学研究院昆虫学分野の松井悠樹学術研究員の研究グループは、国内2例目の記録となるオオウスグロハラナガノメイガを西表島で発見した。研究成果は琉大資料館の風樹館が4日付で発行した学術誌「Fauna Ryukyuana」に発表された。  オオウスグロハラナガノメイガはマングローブ林だけに暮らすガの仲間で、アフリカやインド、オ...
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連日、最高気温が30度前後にまで上がり…

 連日、最高気温が30度前後にまで上がり、八重山地方は夏本番を迎えている。と同時に八重山の夏の味覚の代表でもあるパインアップルのおいしい季節となった▼旬を迎えているのはポコット(ボゴール)とピーチ(ソフトタッチ)の二種類のパイン。生食用に開発され、前半戦の主力品種だ。去る1日には、県やJAなど関係機関・団体で組織する県農林水産物販売促進協議会が、県産パインの旬入りを宣言、全国に夏の味覚をアピール...
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ウリ型が6割超と急増

与那国島馬鼻崎岩礁海岸の漂着ごみ=3月23日(山口晴幸氏提供)与那国島馬鼻崎岩礁海岸の漂着ごみ=3月23日(山口晴幸氏提供)
漂着ごみの中国製プラスチックブイ
 海岸漂着ごみで増加している中国製プラスチック製ブイのうちウリ型ブイが6割以上を占めていることが、八重山諸島で海洋漂着ごみを調べ続けている防衛大学校名誉教授・山口晴幸氏(75)の今春調査で分かった。この数年で中国製の大型プラスチックブイはウリ型に置き換わっており、今後も激増する可能性が高いという。材質がもろいため、マイクロプラスチック化を懸念する。  八重山の7島41海岸(総距離20・87㌔...
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