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カテゴリー「自然・科学」の検索結果は以下のとおりです。

国内希少種「イシガキニイニイ」 8年連続確認されず

調査開始日に打ち合わせする環境省職員、大学関係者、地元研究者ら=6月7日、環境省石垣自然保護官事務所調査開始日に打ち合わせする環境省職員、大学関係者、地元研究者ら=6月7日、環境省石垣自然保護官事務所
 環境省石垣自然保護官事務所は21日、国内希少野生動植物種の「イシガキニイニイ」の生息が8年連続で確認されなかったと発表した。調査は石垣島米原のヤエヤマヤシ群落とその周辺、桴海、小浜島で行われ、約3126時間分の録音データを解析したが、イシガキニイニイの鳴き声は見つからなかった。現地調査に40年余り関わってきた島村賢正氏は「ヤシ林を中心に調査してきたが、ほかの場所で生息している可能性もあるので、...
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脱炭素社会へ第2期構想

第2期石垣市エコアイランド構想策定にむけて協議を行う委員ら=6日午前、石垣市役所大会議室1・2第2期石垣市エコアイランド構想策定にむけて協議を行う委員ら=6日午前、石垣市役所大会議室1・2
石垣市委初会合
来年3月策定目指す
 石垣市で脱炭素社会に向け2013年に策定した「石垣市エコアイランド構想」を改定する、第2期構想策定委員会(大濵達也委員長、委員11人)の第1回会合が6日午前、石垣市役所で開かれた。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO 2)など温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」への取り組みを推進するため、自然再興と循環経済などとバランスをとりながら各施策を実行する。25年3月末の策定、同4月の運用開始を目指す。...
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平均白化率が8割に 

白化率が高かった黒島北側の海域(環境省提供)白化率が高かった黒島北側の海域(環境省提供)
環境相 石西礁湖サンゴ、大幅悪化
 環境省は9日、石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖でサンゴの白化現象を調査した結果、全調査地点の平均白化率が84・0%、生きているサンゴが占める範囲を表す平均被度は17・4%だったと発表した。平均白化率は、台風の襲来などで水温が低く抑えられて白化現象がほとんど発生しなかった前年9月調査の2・6%からは大幅に悪化したが、大規模白化のあった2016年9・10月の97・2%や22年9月の92・8%より...
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ツマアカスズメバチ侵入か 特定外来生物

特定外来生物に指定さてれいるツマアカスズメバチ(環境省提供)特定外来生物に指定さてれいるツマアカスズメバチ(環境省提供)
トラップ設置で情報収集
 生態系や人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼす可能性があることから、環境省が特定外来生物に指定するツマアカスズメバチと見られるハチが鳩間島で確認されたことが分かった。  ツマアカスズメバチの働き蜂は体長20㍉、オスバチ24㍉、女王バチ30㍉程度で中国南部や台湾などに生息。国内では長崎県対馬市ですでに定着しており、10月から11月にかけて働き蜂が活発に行動。ミツバチを好んで捕食するため養蜂...
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外来カエル 離島拡散防げ

オオヒキガエルオオヒキガエル
環境省石垣
防除の取り組み検討
 石垣島に定着している特定外来生物のオオヒキガエルとシロアゴガエルの周辺離島への拡散防止を目的とした会合が26日、環境省石垣自然保護官事務所レクチャー室とオンラインで開催され、生態系へ悪影響を与える恐れのある外来カエルの防除に向けた取り組みや来年度実施の事業計画を検討した。2025年度事業の方針や取り組み内容なども確認された。  今年度は「八重山地域における外来カエル類拡散防止対策検討業務」...
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除草に効果絶大

大浜農園の水田で実証実験が行われているアイガモロボ(右)とメタンを分析する装置=2日午前、美田良地区大浜農園の水田で実証実験が行われているアイガモロボ(右)とメタンを分析する装置=2日午前、美田良地区
「アイガモロボ」 西表島で実証
 【西表】田植え後に水中をかき混ぜて光を遮ることで雑草の成長を抑制する「アイガモロボ」の実証実験が、有機農法で米作りを進めている大浜農園(大浜一将代表、竹富町西表)の美田良地区で行われている。これまでの実験から大浜代表は「除草作業が10割削減された」と効果を実感、「有機農業の大きな一歩になる」と評価している。  アイガモロボは、環境負荷の低い農産物の生産・販売を通じて農業者の所得向上を目指す...
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八重農の若雌 最高賞

若雌1類で1席をとった(左から)田盛悠祐さん、宮良安将さん、宮下悠聖さんと愛牛の「さゆり」若雌1類で1席をとった(左から)田盛悠祐さん、宮良安将さん、宮下悠聖さんと愛牛の「さゆり」
黒島勢6頭1組入賞
 家畜改良や飼養管理の向上などを目的とする第27回八重山郡畜産共進会(同協議会主催)が25日、八重山家畜市場で行われた。4部門に石垣島と黒島から計18頭が出品され、各部門の入賞牛が決まった。全部門を通して最高賞の県農林水産部長賞には、若雌1類1席の八重山農林高校の「さゆり」が選ばれた。南部家畜市場で11月3日開催の県畜産共進会の出場牛に、「さゆり」と若雌1類2席の「しもじ60」(出品者・下地太さ...
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包括的管理計画改定へ

世界自然遺産登録地・西表島の保全などについて話し合われた西表島部会=20日午後、中野わいわいホール世界自然遺産登録地・西表島の保全などについて話し合われた西表島部会=20日午後、中野わいわいホール
環境省、西表島部会で報告
 世界自然遺産登録地の西表島の保全などを実現するための管理・モニタリング計画や観光に関する構想や制度などについて話し合う2024年度第1回西表島部会が20日、中野わいわいホールでオンライン開催された。5年ごとに見直される環境省の包括的管理計画の改定の方針が報告されたほか、環境を守るための西表島行動計画が承認された。  会議には行政機関や西表島各地区の住民代表者、西表財団、環境保護団体、ダイビ...
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サンゴ大規模白化の恐れ

名蔵湾にある国内最大級のコモンシコロサンゴも白化現象が進む=9日(生命百景色写真家・南條明氏撮影)名蔵湾にある国内最大級のコモンシコロサンゴも白化現象が進む=9日(生命百景色写真家・南條明氏撮影)
平均水温31・9度 過去最高
 石西礁湖の海水温が近年、大規模白化があった年の水温を上回り、日平均水温が過去最高を記録する31・9度に達している。30度を超える日が続くと白化が進行し、サンゴの死に至る可能性が指摘されている。台風5号の通過後も水温の高い状態が続いており、浅い海域では海面からも白くなったサンゴが目立ち始めている。進行する白化現象を目の当たりにしているダイバーや漁業者、釣り人らからは海洋環境の急激な変化に対して心...
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ヨナグニカラスバト放鳥

関係者に見守られる中、自然に帰ったヨナグニカラスバト=14日午前、野底マーペー登山道入り口付近関係者に見守られる中、自然に帰ったヨナグニカラスバト=14日午前、野底マーペー登山道入り口付近
カラスに襲われ保護
 カラスに襲われているところを保護されたヨナグニカラスバトが14日、野底マーペー登山道入り口付近で自然に返された。  ヨナグニカラスバトは八重山に生息するカラスバトの亜種で全長約40㌢と日本のハトの仲間では最も大型。警戒心が強く観察する機会は少ないが、オオバギやアカギ、タブノキなどの実を数羽で食べに来る姿を見ることができる。  今回、放鳥されたヨナグニカラスバトは6月20日、環境省石垣自...
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