八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

カテゴリー「不連続線」の検索結果は以下のとおりです。

発行して一日たてば「旧聞」だのやゆされる新聞だが…

発行して一日たてば「旧聞」だのやゆされる新聞だが、実は意外と役に立つ。バックナンバーを読むと何年も前のできごとをさかのぼれ、当時の世相をふり返られる歴史書にもなる▼例えばこの数年間の大型連休がどうだったか知りたいなら、図書館で当時の新聞を調べてみるといい。本紙の場合、連休初日の記事はたいてい紙面で大きく扱っている▼見出しだけ紹介すると、昨年2023年は「ゴールデンウイーク突入」、22年「GW初日...
本文を読む

海や野山、自然遊びはあまり得意なほうでは…

海や野山、自然遊びはあまり得意なほうではない。山に入ればハブがいないか恐る恐る歩き、海に入ればタクイラー(ハブクラゲ)がいないか目をこらす▼そんな怖がりが50代のころ同僚に教わり、はまったものがある。アンパルのセー小(ぐわぁ)捕りである。最大でも5㌢余り、わずか数㌘。フトミゾエビという和名の小エビ。梅雨入りの、シロアリが飛び始めるころ、月明かりのない闇と、最大干潮で水面が最も狭くなる潮の、年にわ...
本文を読む

「お金がどんどんなくなる」「台湾の物価って…

 「お金がどんどんなくなる」「台湾の物価って、こんなに高かったっけ」。ことしに入って沖縄の知人が何人か台湾へ旅行に来た。旅は楽しいが、ふとした時に、こぼしたり、目を丸くしたりする。円安は、台湾元との間でも進行中だ▼海外で買い物をする時、日本円に換算して高いか安いかを考える人は少なくないだろう。筆者も例外ではない▼原稿を書くためによく利用する近所のカフェ。同じコーヒーを頼み、同じ値段を払っても、日...
本文を読む

2月11日の小欄「広報におけるスマムニ(方言)表記を…

2月11日の小欄「広報におけるスマムニ(方言)表記を考える」に読者の声が寄せられた▼近年、掲示板による地域行事の告知などで年度替わりの役員の差配なのか祭り名が方言辞書に倣った表記で貼りだされ、移住者や若い子たちが文字通りに読み、種取りを「たにどぅりぃ」豊年祭を「ぷぅーりぃ」旧盆明け行事を「いたすぃきぃばら」と発音し気になって仕方がない。実際の発音に近い「たにどぅる」「ぷーる」「いたすくばら」と表...
本文を読む

ぼーっとしていると「トゥルバヤー」と…

 ぼーっとしていると「トゥルバヤー」と言われたり、言ったりしたもんである。ぼんやりしている様を表す「トゥルバイカーバイ」もよく耳にするが、いずれもからかうような響きがあって良い意味では使われてこなかった▼ところが、最近ではぼんやりすることの効用が脳の研究で認められるようになっている。「ぼんやりの効用」でネット検索してみると、出るわ出るわ▼「インプットした情報を脳が整理するのは、ぼんやりしている時...
本文を読む

新城島(上地島)に生息していたインドクジャクの…

新城島(上地島)に生息していたインドクジャクの根絶が目前となっている。同島では昭和40年代に宿泊施設が観賞用に持ち込んだものが逃げ出して野生化。小さな島に高密度で生息していた▼環境省は生態系へ影響が出る恐れがあることから2003年に駆除事業を開始。直近3年間の調査では生息が確認されていないという▼新城島のクジャク以外にも西表島のシロアゴガエルとノネコの捕獲を進めた。シロアゴガエルは19年までにボ...
本文を読む

石垣市主催の明和大津波遭難者慰霊祭が…

石垣市主催の明和大津波遭難者慰霊祭が24日、宮良にある明和大津波遭難者慰霊之塔で行われ、関係者や市民、約140人が参列し、遭難者の冥福を祈った▼明和大津波は1771年4月24日午前8時ごろ、石垣島南東沖で起きたマグニチュード7・4の地震によって引き起こされ、八重山地方では9313人が犠牲になった。古文書などで津波の遡上(そじょう)高は85㍍とも言われている▼被害者数などから明和大津波を想像すると...
本文を読む

知らないうちに物事が決まっていくと、…

 知らないうちに物事が決まっていくと、仲間外れのようでいい気はしない。初対面の人を「応援してほしい」と頼まれても、やる気は出ない。離島での国政選挙というのは、だいたいそうだ▼「今回はこの人を応援します」と地元の政治家に言われて一票を投じるも、もやもやした気持ちは変わらず。だから投票率が上がらないのだろう▼豊見城や宮古、八重山をエリアとする衆院選沖縄4区で「オール沖縄」の候補者選考がようやく始まっ...
本文を読む

やっと来た。来てくれた。朝日が昇り始めた…

やっと来た。来てくれた。朝日が昇り始めたころ、あたり一面に響き渡るこっかあらの美声。数十秒か、わずかの間だったが、その歌を聴かせるべく思わず妻を揺り起こした。なにしろ2年ぶりである。うりずんの季節到来を告げる美声を心うれしく聴く。お隣ご近所の皆さんもきっと喜んでいるに違いない▼思えば昨年は、近くに壁のようにそそり立つ陸上自衛隊宿舎が完成、入居時期に重なり、それが影響したか、こっかあらはついぞ近く...
本文を読む

台湾の228事件で家族が犠牲になったと…

 台湾の228事件で家族が犠牲になったと認定するよう訴えていた与那国島出身の遺族らが、断念を決めた(本紙14日付9面)。精神的な負担などを考慮してのことである▼認定を阻む最大の壁となったのは死亡診断書だ。死因が「マラリア」とされ、死亡時期も同事件とは大きなズレがある▼ある町民は最近、筆者に対して「当時、台湾で亡くなるというのは不名誉なことだったのかもしれない」と語った。このため、台湾とは無関係な...
本文を読む
キーワード検索フォーム