終戦直後の樺太で旧ソ連人とともに暮らし…
- 2024年12月30日
- 不連続線
終戦直後の樺太で旧ソ連人とともに暮らし、北海道へ引き揚げた後、アイヌの伝統的な住居、チセを借りて暮らしたという人の聞き書きを読んだ。この人はどんな感覚で人生を送ってきたのか、と思わずにいられなかった。締めの部分では、聞き取りをした学生の思いにもらい泣きしてしまった▼京都・大阪の大学生が民俗学の課題で祖父母などからの聞き取りをまとめ、その選りすぐり12編が「書いてみた生活史」(実生社)として出版...