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ヤエヤマシタンに薬剤散布

ヤエヤマシタン固有の害虫「シタンヒメヨコバイ」を駆除するため薬剤を散布するスタッフ=8月30日午前、石垣市平久保

ヤエヤマシタン固有の害虫「シタンヒメヨコバイ」を駆除するため薬剤を散布するスタッフ=8月30日午前、石垣市平久保

国指定天然記念物 害虫駆除、樹勢回復へ

 樹勢が回復に向かっている国指定天然記念物「平久保のヤエヤマシタン」の保護増殖事業(石垣市教育委員会主催)として、固有の害虫「シタンヒメヨコバイ」を駆除するための薬剤散布が8月30日午前、同地区で行われた。

 ヤエヤマシタンは国内では石垣島だけに自生する樹木で、シタンヒメヨコバイはヤエヤマシタンのみに寄生する害虫。葉を吸汁し、光合成を妨げる。

 薬剤散布は、業務を受託している㈱トロピカル・グリーン設計=那覇市=の監督のもと、おもと造園のスタッフ2人が指定木や周辺のヤエヤマシタンに希釈した薬剤「スミチオン」を300㍑散布した。

 虫に抵抗力がつかないよう、薬剤の種類を変えて9月中旬にも再実施し、今回の駆除を免れた個体を制圧する予定。

 市教委文化財課によると、平久保のヤエヤマシタンは樹齢100~150年。樹勢に衰えが見られたため、2017年度に同事業を開始。土壌改良や害虫駆除などを施した結果、5月の診察では樹勢に大きな回復が見られた。

 受託業者の樹木医、樋口純一郎氏は「葉が多く茂っており、回復に向かっている。シタンヒメヨコバイを撲滅することは難しいので、継続して駆除を行う必要がある」と語った。

  • タグ: ヤエヤマシタン天然記念物
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