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各地で旧盆始まる

家族そろって先祖を迎え入れる大浜家の一族ら=13日午後、字石垣の大浜さん宅

家族そろって先祖を迎え入れる大浜家の一族ら=13日午後、字石垣の大浜さん宅

先祖の霊迎えるンカイ

 祖先の霊を供養する旧盆(ソーロン)が13日、郡内各地で始まり、家々で先祖の霊を迎え入れるンカイの行事が行われた。目印となる灯籠やちょうちん、つえ(グサン)となるサトウキビのほか果物、粉菓子、料理がところ狭しと並べられた仏壇に、家族そろって手を合わせた。旧盆期間の3日間は三食におやつと食膳を供え、盛大にもてなす。

 このうち石垣市石垣の大浜勉さん(70)は旧八重山病院北方の墓に線香を手向け、「迎えに来ましたよ」と昨年他界した父・孫常さん(享年・97歳)を筆頭に祖先を自宅に案内した。

 何でも手作りしたという父から受け継いだ米を供える重箱、念仏踊りの歌詞を記した灯籠や手ぬぐいを仏前に飾り、そうめんの椀で迎えた後、迎えジューシーと汁物に、好物だったというらっきょうを添えた。

 大浜さんの母の昌さん(93)、妻の米子さん(69)、長男夫妻の一騎さん(31)・美智子さん、孫の琉騎君(9)、徠喜くん(8)、康暉くん(6)、綺咲ちゃん(3)、弟の雄一さん(66)と長男の雅巳さん(40)、長女の圭子さん(38)らが勢ぞろい。一人一人が線香を立て、「子や孫の健康を見守ってください」と願った。

 大浜さんは「父親は人の集まるにぎやかな場が好きで、アンガマもよく呼んだ。来年からは呼ぼうかと思っている」とうれしそう。「しきたり通りの飾り付けや供え方も、親が元気なうちに見せてやらないと後を継ぐ子どもたちが分からなくなる。何年か掛けて見せて教えながら、徐々に引き継いでいきたい」と話した。

 台所を担う米子さんは「中日には霊供盆(リョーングブン)を作らなきゃ」と準備に余念がなかった。

 この日からアンガマや獅子舞、エイサーなど各地の旧盆行事も始まった。中日の14日には、豊年も合わせて祈願する波照間島の最大行事ムシャーマ、石垣島北部三大祭りの明石エイサー祭りも行われる。

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