石垣島の星空を満喫 南の島の星まつり
- 2019年08月04日
- 地域・教育
石垣島の星空を楽しむイベント、「南の島の星まつり2019」(同実行委員会主催)が3日午後、南ぬ浜町緑地公園で開かれ、石垣市民や観光客など9000人(主催者発表)が星空観望会や夕涼みライブなどを満喫した。午後9時に一斉消灯されると雲の隙間から星空が顔をのぞかせ、会場の参加者から歓声。星空の下で石垣島の夜を楽しんだ。
会場となった緑地公園は午後5時に開場。午後6時に夕涼みライブがスタートした。会場には天体望遠鏡が設置され、多くの家族連れや観光客が、望遠鏡をのぞいて太陽や恒星を確認。
長崎県から参加した大島裕貴君(12)は、太陽望遠鏡で太陽を確認。「長崎では黒点が見えたが、きょうはプロミネンスがきれいに見えた」と感想を述べた。この時期には見られない南十字星については、「次の機会に南十字星を見てみたい」と話した。
夕涼みライブではケイスケサカモトさん、夏川りみさん、Skoop On Somebodyが登場。夏川さんとそれぞれコラボするなど、歌声で会場を盛り上げた。このほか、石垣島のご当地アイドル「ゆいイシガキ88(パチパチ)!」などがゲスト出演。最後はアーティスト全員で、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を合唱した。
午後9時のライトダウンを前に、全員でカウントダウン。石垣島一斉ライトダウンが始まり星空が見えると、会場から「わあ、きれい」など歓声が上がった。NPO八重山星の会が星空を解説した。この日の夜空は若干雲がかかったものの、土星や牛飼い座のアークトゥルスなどが見られた。
同まつりは、全88星座のうち84星座を観望できる、石垣島の星空の魅力をPRするイベントで、旧暦の七夕(8月7日)に近い週末に合わせて毎年開催。星まつりをスタートに12日までを「星空ウィーク」と位置付け、各地で関連イベントが催される。
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