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感染症対策で情報共有 八重山保健所運営協

麻しん・風しん予防接種の接種率(%)・県と国の比較

麻しん・風しん予防接種の接種率(%)・県と国の比較

八重山保健所運営協議会で、昨年外国船で発生したはしか患者への対応や風疹の流行、対策などについて情報を共有する委員たち=8日午後、八重山合同庁舎

外国船内発生の事例挙げ
風疹予防接種も呼び掛け

 地域の声を取り入れて八重山保健所の運営を考える「八重山保健所運営協議会」(会長・中山義隆八重山市町会長、委員10人)が8日午後、八重山合同庁舎であり、1月に外国船で発生した麻しん(はしか)患者への対応と風疹の流行、今後の対策などについて情報を共有し、委員が意見を交わした。

 はしか患者への対応について同保健所健康推進班は、感染予防対策を取るための「積極的疫学調査」を実施したほか、今後の入港予定と下船自粛要請などを八重山病院や市と協議したことなどを説明。

 船内の状況把握ができなかった点に触れ、対策として▽那覇検疫所石垣出張所と連携して、はしかが疑われる症状の人がいた場合は情報を提供してもらう▽症状がある人への下船自粛を要請する—を挙げた。

 外国船の寄港や海外就航路線の増便により八重山を訪れる外国人観光客が増加し、輸入感染症のリスク増大も懸念されることから、1月に観光業や飲食業従事者などを対象に感染症対策研修会も開催した。

 風疹の発生状況は、2月27日時点で八重山2件、県内9件、全国650件。風疹に対する免疫が不十分な妊婦が妊娠初期に感染した場合に胎児が発症する可能性のある「先天性風疹症候群」は、全国で1件報告されている。

 予防のために重視されている予防接種率について同班は「石垣市と竹富町は高いとはいえない」と指摘。対象者の95%以上が2回の接種を完了することが重要との厚生労働省の考えに対して、石垣市と竹富町は過去4年間でほぼ達成できていないことも説明した。

 同班によると、八重山病院や石垣島徳洲会病院、大浜診療所、上原内科医院など8カ所で個別接種が可能で「定期接種対象者は3月末まで無料なので、ぜひ受けてほしい」と呼び掛けている。予防接種の問い合わせは同班(82ー4891)と市健康福祉センター(88−0088)。

 同保健所の災害時医療体制や八重山圏域の自殺企図・未遂者の支援体制、カンピロバクター食中毒についての報告もあった。

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