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黒島畜産共進会 4頭を9月郡共出品へ

第13回黒島畜産共進会に出品された雌牛の栄養度などをチェックする審査員ら=4日午後、黒島家畜セリ市場

第13回黒島畜産共進会に出品された雌牛の栄養度などをチェックする審査員ら=4日午後、黒島家畜セリ市場

若雌2類で1席に輝いた「くによし30」と島仲大輔さん=4日午後、黒島家畜セリ市場

審査で優秀牛15頭から選出

 【黒島】肉用牛の質と生産農家の飼養管理技術向上を目的に、第13回黒島畜産共進会(黒島肉用牛生産組合主催)が4日午後、黒島家畜セリ市場で開かれ、出品された5部門合計41頭の雌牛の体格や栄養度、毛色などを審査し、優秀牛15頭を選んだ。このうち、9月23日に八重山家畜セリ市場で開かれる第21回八重山郡畜産共進会(郡共)に4頭が出品される。

 午後1時から始まった共進会では、県家畜改良協会八重山出張所や八重山地区畜産振興センターなどの職員8人が、月齢に応じた発育や肉の付き方、体高などを細かく審査し、最優秀(1席)、優秀(2席)、優良(3席)の順位をつけた。

 石垣隆司審査委員長は「立ち方や姿勢が良くても、全体的に太りすぎの牛が多かった。飼養管理を徹底してほしい」と講評した。

 昨年、若雌2類で郡共1席に輝き、ことしは成雌1類で1席を狙う「ふくゆめ」の牛主、見里登さん(74)は「この1年でお産を経験して体型も少し崩れたが、郡共までにしっかりと調整したい。照準は郡共に合わせている」と意気込んだ。

 黒島肉用牛生産組合の那根真組合長は「母牛導入事業の成果で優良母牛の子牛も出始めている。4年後、和牛オリンピックでの全国共進会に黒島から出場できるよう、畜産業の足腰を強くしていきたい」と抱負を述べ、郡共に出品される4頭の県畜産共進会への選出を期待した。

 結果は次の通り。

 【若雌1類】

 ▽最優秀=りょうこ2(島仲治伸)▽優秀=しもじ26(下地太)▽優良=ゆうり26(国吉牧場)

 【成雌1類】

 ▽最優秀=ふくゆめ(見里登)▽優秀=ふくなみ1(那根真)▽優良=なみこ(宮喜一)

 【若雌2類】

 ▽最優秀=くによし30(国吉牧場)▽優秀=さちしげ(島仲信八)▽優良=ひめこ(島仲一輝)

 【成雌2類】

 ▽最優秀=ひまわり(黒島牧場)▽優秀=ただとし(国吉牧場)▽優良=ふくひら(島仲信八)

 【雌子牛】

 ▽最優秀=しんちゃん(渡邉みくに)▽優秀=しもじ6(下地太)▽優良=りんご(宮喜一)

 【八重山郡共進会出品牛】

 ▽りょうこ2▽しもじ26▽ふくゆめ▽しんちゃん

 

■優良母牛に手応え 

 国吉牧場、若雌2類で最優秀

 黒島畜産共進会には竹富町の優良母牛導入事業で導入した母牛から産まれた雌牛も2頭出品された。このうち、2015年7月に導入した鹿児島県産の優良母牛「ゆきこ」の子牛「くによし30」が若雌2類で最優秀(1席)に輝いた。牛主の娘婿の島仲大輔さん(32)は「優良な母牛が入ってきて、黒島の牛の質も上がっている」と確かな手応えを感じている。

 くによし30は月齢15カ月で、父・琉美乃花、母・ゆきこ。共進会に向けて調整してきたが、1カ月前に右角を折るアクシデントに見舞われ、食欲不振から体重が減少し、出品も危ぶまれたが何とか間に合った。

 「産まれた時からポテンシャルは高かった。体上線や体の幅など体格には自信があった」と振り返る島仲さん。来年は成雌1類での1席を狙う。

 島の畜産振興については、同事業で優良牛が島に入り、牛の資質が各段に良くなったという。「県外からの導入と同時に、牛の先進地とされる鹿児島や宮崎のように地元の牛を優良母牛として流通できるようになれば」と期待を寄せた。

 町によると優良母牛導入事業は沖縄振興特別推進交付金事業(一括交付金)を活用して2012年に開始。畜産農家の所得安定と肉用牛の資質向上に向けて優良母牛(雌子牛)を導入した農家に、予算の範囲内で購入費用の1/2(1頭最大60万円)を助成している。

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