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2017年度児童虐待相談、過去最多39件

2017年度児童虐待相談件数

2017年度児童虐待相談件数

前年度を9件上回る
心理的虐待が最も多く24件

 中央児童相談所八重山分室(平美千子分室長)が2017年度に対応した児童虐待相談件数が前年度比を9件(30%)上回る39件となり、2007年4月の分室設置以降、過去最多を更新したことが11日、県八重山福祉事務所のまとめで分かった。児童相談総件数は同比53件(30・3%)減の122件で過去2番目に低く、同所担当者は「児童相談に対する市民の理解は拡大しているが、児童虐待の相談や通告が急激に増えた因果関係は分かっていない。動向調査を行いたい」としている。

 児童虐待相談では、親が子どもの目の前で配偶者などに暴力を振るう「面前DV」を含む心理的虐待が24件で最多。育児放棄のネグレクト9件、身体的虐待6件と続く。同相談件数はこれまで、2013年度の34件が最多だった。

 児童虐待は「身体的虐待」、育児放棄の「ネグレクト」、「性的虐待」、「心理的虐待」に区分されるが、相談が増えている「面前DV」も児童虐待防止法で児童への心理的虐待に位置づけられている。

 相談内容によると、飲酒絡みの問題が最も多く、酒に酔った父親が子どもの前で母親に暴力を振るう面前DVや、子連れ再婚のステップファミリーで、再婚相手と連れ子の関係性がこじれて虐待につながるケースもあるという。

 一方、児童相談総件数は14年度の203件から年々減少傾向にあり、過去5年で初めて150件を下回った。最少年は分室が設置された07年度の63件。

 近年の児童相談は地域や近隣住民の意識が高まり、第三者からの通告も増えている傾向にあるが、依然として児童虐待相談は後を絶たないという。さらには母子父子家庭で子どもが孤立するケースもあり、非行の要因となるとも指摘されている。

 同所担当者は「子どもへの心理的虐待は過度な暴力につながる危険性が高い。周囲などで子どもの変化を感じたら深刻な事態に陥る前に相談機関へ連絡してほしい」と呼びかけている。

  • タグ: 児童虐待
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