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観光振興で地域活性化

4期目の当選から一夜明けてインタビューに答える外間守吉氏=7日午前、祖納の事務所

4期目の当選から一夜明けてインタビューに答える外間守吉氏=7日午前、祖納の事務所

外間守吉氏、集大成4期目に全力 副町長人事案など提出へ

 【与那国】6日投開票された町長選挙で、保守同士の選挙戦を制して4選を果たした現職の外間守吉氏(67)は、当選から一夜明けた7日午前、自宅近くの事務所で向こう4年間の政策展開について抱負を語った。「農漁業の1次産業の立て直し、観光振興策を地域活性化にリンクさせた定住促進の人口増、エコアイランド構想の具現化をパッケージに進める」と強調。副町長と教育長人事は人選が白紙ながらも、町政拡張を見据えて9月議会に提出する考えを示し、町政の集大成に向けて意欲を高めた。

 勝利から一夜明け、改めて今回の選挙戦を振り返った外間氏は「分析はしきれていない」と前置きしながら、「200近くの自衛隊票に期待したが、票の動きは分からず、感触もなかった。五里霧中だったので実感はまだ湧いていない」と振り返った。

 保守分裂選挙となり、28票の僅差での当選には「かなりの票差で勝つと思った。こちら側の楽観と先方の動員力に危機感を持ったが、私の3期12年間を評価した強い味方が多かった。1票でも多ければ勝ちは勝ち」とまとめた。

 今後の町政運営には相手陣営が獲得した581票の「反外間」、「反自衛隊」という声にも耳を傾けて共存共生した行政運営に着手する意向のほか、少数与党には「革新を含む自衛隊反対派の個人、団体との融和を図り、説得しながら与野党関係ない行政運営を考えている」と答えた。

 歴代町長で最長となり、集大成の4期16年を飾る政策には役場移転費を除いた約11億円の財政調整基金(財調)を切り崩して低迷するサトウキビ、水稲、母牛の増産に充てる。漁業者へは船舶代換えなどの負担金を10%繰り下げた軽減措置を行いながら新規就農と1次産業の拡大で2次産業につなげる考えだ。

 子育て支援策に親子が集える機能を持った施設「キッズランド」を12月議会までに補正予算を組み、本年度中に祖納集落内へ仮施設を整備させる。

 観光振興策は現在就航している旅客機のジェット化とチャーター便の回数を増やして定期化につなげることで入域観光客数を4万人台に押し上げる狙いだ。また、離島の格差解消に単費で航空運賃の低減化、輸出コストの軽減を図る。

 外間氏は「財調を切り崩して町民に還元したい。離島のハンディを解消する島づくりを目指す」と語った。

  • タグ: 与那国町長選挙
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