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中学生が観光シンポ 自然の重要性など強調

これからの八重山の観光について意見を交わすパネリストたち=13日午後、市民会館大ホール

これからの八重山の観光について意見を交わすパネリストたち=13日午後、市民会館大ホール

石垣市制施行70周年記念 人材育成や語学力の必要性も

 石垣市制施行70周年記念事業「中学生がこれからの観光について考えるシンポジウム」(石垣市教育委員会主催)が13日午後、市民会館大ホールであり、市内の中学3年生4人や観光に関わる有識者らが基調講演やパネルディスカッションを通して、八重山の観光のあり方を探った。中学生は今後の石垣市を見据えて自身が目指す人物像なども発表した。石垣島の観光や歴史に関するクイズ、東洋大学大学院国際観光学部客員教授の丁野朗氏の基調講演も行われた。

 討論は、玉川大学教育学部教授の寺本潔氏を進行役に8人が登壇した。

 石垣島の魅力と改善すべき点について石垣市観光交流協会事務局長の髙倉大氏は「人と伝統文化が魅力。ただ、観光客と島民の感覚でギャップを感じる場面もある。島民一人一人が島のコンシェルジュとして誇りを持って接すれば、さらに魅力はアップする」と指摘。

 石垣中学校の田渕鈴夏さん(3年)は「石垣島の持つ動植物と取り巻く自然環境そのものがバイオダイバーシティーとしてのブランドと思っている。市民の生物多様性に対する認知度が低く、まず私たちが重要性を知り、知識を高めていくことが重要」、石垣第二中学校の島尻和慶君(同)は「サンゴ礁に囲まれ、海や星空がきれいなところが石垣島の魅力。観光客と住民が触れ合う機会が少ないので、農業や漁業を体験できるグリーンツーリズムを行った方がいい」と強調した。

 人材育成の重要性について丁野氏は「振り返れば未来。島の長い歴史を再度振り返ってみて、未来に投影していくことが重要。歴史と誇りがないと、観光交流はできない」と述べ、親盛一功氏は「語学力が求められる時代。幅が広がると思うので、ぜひ英語をマスターしていただきたい」と中学生に期待した。

 観光教育を提唱してきた那覇市立小禄小学校長の吉浜幸雅氏は「観光教育を徹底すると、子どもたちが明るくなり、地域を知るようになった。観光という概念を広めていけばすてきな人生が待っている。学校、自分自身で取り組んでみてはどうか」と提案した。

 今後の目標について大浜中学校の宮良実成君(同)は「外国人と接していくために語学を学び、八重山のことを詳しく知って、積極的に参加できる活動をつくっていきたい」、白保中学校の天久珠里さん(同)は「石垣島の良さを伝えるためには、すべての考えをリセットして、観光客の立場になることで新しい発見ができる。アニメーションなどを使って簡単に発信できればいいなと思う」と語った。

 シンポジウム終了後、白保中の前里拓実君(同)は「今よりよくするためにはどうすべきかを知るいい機会になった」、石垣中の吉田彩花さん(同)は「将来はホテルを経営したいと思っており、勉強になった。自然を大切にし、周りの環境や状況を見渡せる人になりたい」とそれぞれ感想を語った。

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