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新品種「サニーシャイン」 熱研、普及の起爆剤に期待

熱研が育成したパッションフルーツの新品種「サニーシャイン」=11日午前、熱研

熱研が育成したパッションフルーツの新品種「サニーシャイン」=11日午前、熱研

パッションフルーツ

 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)熱帯・島嶼研究拠点(熱研)(末永一博所長)は11日午前、熱帯果樹の生産に関わる関係者を対象にパッションフルーツの新品種「サニーシャイン」を紹介し、試食会を開いた。同センターが育成した新品種は夏の暑い時期でも色つやがよく、収穫時の酸度が低いのが特徴。緒方達志主任研究員は「パッションフルーツ普及の起爆剤になれば」と期待する。

 新品種は、2016年3月28日に農林水産省に品種登録を出願し、同6月28日に公表された。名前の「サニーシャイン」は、夏や南国を連想させ、つやのある外観から輝きという意味の「shine(シャイン)」を用いた。八重山方言の「さにしゃん」(うれしい)にもかけている。

 緒方主任研究員によると、従来品種は果実酸度が高いため、追熟させて減酸するなどの対応をとって生食用としているが、その間に果皮が劣化したり、香りが減少したりすることが課題だった。さらに、6月中旬以降の高温期に着色不良の果実が多発することも指摘されていたため、収穫時に着色が良好で酸度が低くなる品種の育成に取り組んできた。

 新品種は、収穫直後の酸度は従来品種サマークイーンの2.3%に比べて1.5%と低く、食べやすくなっている。

 12年から県内外で試験栽培を開始しており、今後も協力者を増やして栽培方法などについてのデータを集めていく。試験栽培用の苗はJIRCASが無償で提供する。次年度以降、種苗会社から販売する予定。

 西表島大富でパッションフルーツを栽培している嘉本祥司さん(35)は試食後、「甘味が強くてすごくおいしかった。サマークイーンと収穫時期が少しずれていて、どちらも栽培できるという意味でありがたい。試験栽培に協力したい」と話した。

  • タグ: サニーシャインパッションフルーツ国際農林水産業研究センター
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