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県高校野球準々決勝 八重農 初4強

校歌を歌い終え、応援の人たちが待つ一塁側スタンドに笑顔で駆ける八重農ナイン=9日午後、沖縄セルラースタジアム那覇

校歌を歌い終え、応援の人たちが待つ一塁側スタンドに笑顔で駆ける八重農ナイン=9日午後、沖縄セルラースタジアム那覇

二回表、先制の適時打を放ち雄たけびを上げる大城琉=沖縄セルラースタジアム那覇

7回表、大会第12号の本塁打を放ち、ハイタッチで迎えられる宮城羅=沖縄セルラースタジアム那覇

最後の打者を前に屋良部将司投手(右3番目)の周りに集まる内野陣。全員でもり立てた

浦添商を6―2

 【那覇】第99回全国高校野球選手権沖縄大会(県高等学校野球連盟、朝日新聞社主催)は9日、沖縄セルラースタジアム那覇などで準々決勝4試合を行い、八重山農林が浦添商業を6―2で下し、初の4強入りを果たした。八重農は15日、決勝進出をかけ第3シードの美来工科と対戦する。15日は同スタジアムで午前10時から糸満対興南、午後0時半から八重農対美来工科の準決勝2試合が行われる。

■八重農、15安打快勝

 宮城、七回にソロ本塁打 浦商投手陣崩す

 夏の甲子園出場校を決める沖縄大会で9日、八重農が浦添商の4投手に15安打を浴びせ、6―2で快勝した。前日に八重高を下し、唯一勝ち残る八重山勢として、地元高校球児から思いを託されて臨んだ準々決勝。3―2と追い上げられて迎えた七回、3番宮城羅の左越えソロ本塁打で勝利の流れを引き寄せ、八、九回に加点して突き放した。守っては投手4人の継投で相手打線を翻弄(ほんろう)、連打を許さず、付け入る隙を与えなかった。

 先攻の八重農は二回表、2死無塁から6番・仲間明日貴が内野へのぼてぼての当たりに気迫のヘッドスライディングで出塁。その後、2死満塁となった好機に「自分が先導して点をとる」と打席に入った9番・大城琉が甘いチェンジアップを中前に弾き返し、2点を先制、続く1番・鷹野蒼治郎も右翼線への適時二塁打でさらに1点を追加した。

 八重農は、二回と五回に1点ずつ返され、1点差に詰め寄られて迎えた七回、先頭打者の3番・宮城が初球のカーブを完璧にとらえ、自身公式戦初となる左翼越えの本塁打を放った。

 波に乗った八重農は八回に敵失やボークで2死三塁とすると、2番・石垣永恭が真ん中高めの直球を中前に運んで5|2。続く九回には1死二、三塁から9番・大城の犠飛でダメ押しの1点を挙げた。

 先発は仲野太陽。嘉弥真大輔、エース登野城吉紘、屋良部将司がつないだ。三回2死満塁で、2番手の嘉弥真大輔から継投した登野城吉紘が内野ゴロに打ち取ってピンチをしのいだ。七回から登板した屋良部は、打者10人に対し3奪三振と好投した。

 結果は次の通り。

八重農

030000111|6

010010000|2

浦添商業

(農)仲野、嘉弥真、登野城、屋良部|宮城

(浦)末吉、平田、屋宜、野原|山入端

▽本塁打=宮城(農)

▽三塁打=儀保(浦)

▽二塁打=鷹野(農)

■豊富な6投手が強み

 砂川監督「だれでも投げられる」

 守りの強みは、左右それぞれ3枚の投手陣。砂川監督は「6人がいつでもだれでも投げられる態勢をつくっている」と信頼を寄せる。

 この日の浦添商戦も仲野太陽、嘉弥真大輔、登野城吉紘、屋良部将司の右3人左1人の4人で継投、強力打線に的を絞らせなかった。

 先発の仲野は二回、2安打と犠打で1点を許したが、後続を断った。三回2死満塁のピンチでマウンドを任された3番手・登野城は「ピンチはエースにまかせておけという気持ちで投げた」との言葉通り、打者12人に36球を投げ被安打2、2三振を奪う好投。最後は屋良部が締めくくった。

 捕手の宮城羅は、次々と変わる投手の対応に「いつも実践でやっていることなので戸惑いはない。左右の低めに集めて打たせて取るだけ」と淡々。野手がアウトを積み重ね、失策0の安定した守備をみせた。

■打撃に自信

 本塁打1本を含む15安打6得点で強打の浦添商に打ち勝った。

 二回表、2死満塁で迎えた好機に2点適時打を放った大城琉は「八重農は、県内で一番打撃の練習をしていると思う」と自負。「自分が先制点を取ってやろうと打席に入ったのでうれしかった」と笑顔で振り返る。

 「カーブが真ん中に入ったので捉えることができた」と宮城羅が振り抜いた打球は、逆風にもかかわらず左翼席まで届いた。

 砂川玄隆監督は「練習の8割が打撃練習だ。どこよりもうちがバットを振ってきた」と打撃力に自信。2年生主体のチームだが、「ここ20年で最強」と太鼓判を押す。

■打撃も良くなっている

 砂川玄隆監督

 苦戦しながらも順調にきた。打撃なども試合を終えるごとに良くなっている。残塁が多かったのが課題だ。

 チームはいい状態

■東与那覇明寛主将

 チームはいい状態できていて、雰囲気もどんどん良くなっている。準決勝は、守備からリズムをつくり、打撃につなげ勝ち上がっていきたい。

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