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新川婦人会 伝統を先輩から後輩へ

「スーマカシ」で使用する材料などを紹介する波照間紀代子さん(左から2人目)ら=9日午後、新川公民館

「スーマカシ」で使用する材料などを紹介する波照間紀代子さん(左から2人目)ら=9日午後、新川公民館

講師の4人(左)の歌に合わせてザイとツヅンを実演する参加者たち=9日午後、新川公民館

女役者と初ゆんたく会 豊年祭、女性の役割学ぶ

 豊年祭を前に、女性の役割について詳しく学ぼうと新川婦人会(大嵩めぐみ会長)は9日午後、祭事担当者(女役者)として伝統を支えてきた4人を招き、新川公民館でゆんたく会を初めて開いた。婦人会や青年会の会員ら約60人が参加し、豊年祭の歴史や新川村の祭事日程、スナイ(巻き踊り)の奉納、アヒャー綱などについて理解を深めた。

 女役者は姉役(シジャヤク)2人、中役(ナカヤク)2人、妹役(ウトゥドゥヤク)2人の計6人で構成。かつては長崎御嶽の神司の手伝いをしていたが、現在は不在となっている神司に代わって諸行事を行っている。

 ゆんたく会では、女役者を経験した漢那君さん、波照間紀代子さん、狩俣弘子さん、高西タマ子さんの4人が講師を務めた。年間祭事「正月願い(ションガズニガイ)」から、作物に対する祈願を締めくくる「フルズムヌン」までの全ての祈願の首尾を神前に報告し、豊作を祈願する「世ぬ首尾(ユヌシュビ)」に新川字会の女性たちが供え物をつくる「スーマカシ」や、使用する材料、スナイの奉納などについて説明した。

 狩俣さんはスナイのザイやツヅン(太鼓)の動きを実際に手でやってみせ、「ツヅンは頭の上には上げず、拝むように行う。大げさにしてもいけない」などと強調。4人の歌に合わせて、参加者2人がザイとツヅンを実演する場面もあった。

 アヒャー綱の男綱と女綱を結び合わせるブルピトゥ(棒貫人)は、中役の夫婦そろって元気な人が任されると説明した波照間さんは「大変な名誉。棒はブルピトゥしか触ってはいけない。1番困るのは、ほかの村の人たちが中に入ってくること。当日は周囲を新川婦人会で囲んでほしい」と呼び掛けた。

 大嵩会長は「先輩たちがこれまで伝統行事を陰ながら支えてきたことを改めて感じた。初めて知ったこともあり、今後私たちがどうしていくべきかヒントを得られた。とても有意義な時間だった」と語った。

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