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外来生物繁殖に懸念 洞窟内のコウモリ減少も

第12回新石垣空港事後調査委員会で2016年度調査結果について意見を述べる委員ら=7日午後、八重山合同庁舎2階大会議室

第12回新石垣空港事後調査委員会で2016年度調査結果について意見を述べる委員ら=7日午後、八重山合同庁舎2階大会議室

新空港事後調査委

 南ぬ島石垣空港内や周辺の自然環境などのモニタリング調査結果を協議する、第12回新石垣空港事後調査委員会(委員長・香村眞徳琉球大学名誉教授、委員8人)が7日午後、八重山合同庁舎で開かれた。事後調査は終盤に入っており、委員は調査の在り方について方向性を確認した。

 これに先立ち、委員らは小型コウモリ類の生息する洞窟やカエルなどの生物が群集する人工の流水域(ビオトープ)を視察。兵庫県立大学の太田英利自然・環境科研究所教授は「ビオトープでハナサキガエルのオタマジャクシが確認できた」とする一方、繁殖期(11月~3月)に流水を維持するとともに水位上昇や直射日光を防ぐよう助言した。

 別のビオトープでは外来種の魚テラピアが確認されたことから、シロアゴガエルなど外来生物の繁殖に懸念が挙がった。

 洞窟の一つに生息するカグラコウモリが減少していることが報告され、奈良教育大学の前田喜四雄名誉教授は「洞窟内で温度や湿度が高く、異変が起きている可能性がある」と再調査を求めた。

 調査は、空港着工前から開港後にかけて環境影響の程度や環境保全措置の効果を把握するもので、調査データは蓄積されている。本年度は陸上動植物・河川水生生物・陸域生態系・地下水・海域の生物や生態系をモニタリング調査する。

 一方、委員の1人として鳥類を専門としていた﨑山陽一郎氏が先月、死去したことを受け、委員らは冥福を祈るとともに委員の補充を求めた。

  • タグ: 新石垣空港事後調査委員会南ぬ島石垣空港
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