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磁気探査でヒルギ伐採 アクセス道路整備

ヒルギが伐採された宮良川上流=17日午後

ヒルギが伐採された宮良川上流=17日午後

伐採されたヒルギ=17日午後、宮良川上流

国指定地への影響懸念

 県が進めている新石垣空港アクセス道路整備に伴う新宮良橋(仮称)の磁気探査業務で、請負業者が足場を設置するため宮良川上流のヒルギ林の一部を伐採していたことが17日、分かった。県八重山土木事務所によると、工事が始まったのは約1週間前。石垣市教育委員会文化財課には14日、市民から連絡があった。下流のヒルギ林は国指定の天然記念物で、土砂流出などで影響を及ぼすおそれがあり、文化財保護法に違反する可能性があることから、14日以降、工事は中断している。

 同法は、史跡名勝天然記念物の現状を変更しようとしたり、保存に影響を及ぼす行為をしようとしたりするときは、文化庁長官の許可を受けなければならないと規定。

 文化財課によると、どれくらいのヒルギを伐採するのか県から調整の申し入れがなかったため、14日の通報まで把握できなかったという。同課の職員が15日、伐採を確認した。

 現場は、十数㍍四方にわたって土壌がむき出しになっており、ヒルギ林に覆われて見えないはずの川面が陸側から確認できた。伐採されたり、根こそぎ抜き取られたりした幼木から成木までのヒルギが、うずたかく積まれてあった。

 同課は「土砂流出の対策方法やどれくらいヒルギを伐採するのかという話が出てこないと、文化財保護法でいう『保存に影響を及ぼす行為』であるかどうかの判断がつかない。まずはその辺りの情報をいただきたい」と求めている。

 土木事務所の担当者は「文化財の指定地外であり、ルート選定時の照会で市教委から『ヒルギの生育域から離れていることからヒルギ林に与える影響は小さいと思われる』との回答を得ており、影響は小さいと判断して作業した。文化財課に伐採の範囲や対策の方法などについて報告し、調整させてもらい、磁気探査業務を再開したい」と話している。

  • タグ: アクセス道路ヒルギ伐採
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